アシックス『GEL-KAYANO 33』登場!“止めるから導く”へ進化した安定性を徹底解説
Jun 18, 2026 / SHOES
Jun 18, 2026 Updated

アシックスを代表するスタビリティシューズの定番、『GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)』シリーズ。その最新作『GEL-KAYANO 33』はシリーズ30代目以降で最も大きな変化を遂げた一足です。
長年続いてきた構造を一新し、現代的な「スタビリティ2.0」へと進化した本作をRuntrip Channelでもお馴染みのシューズアドバイザー藤原岳久さんにくわしく解説していただきました。
“止めるから導く”へ。スタビリティの考え方が変わった

かつてのスタビリティシューズは、内側に倒れ込む動き(オーバープロネーション)を硬いパーツで“止める”発想から開発されていました。
しっかりと固定する強いサポートにより、膝や股関節が内側に入らないようフォームを安定させることができます。しかし藤原さんは、「固定する良さは分かりますが、過剰なサポートが合わない場合もありました」と従来のスタビリティシューズについて解説します。

そこで近年、各ブランドが目指している方向が「スタビリティ2.0」というモダンスタビリティの考え方です。
「がっちり固めるのではなく、スムーズなガイドを促す。揺れを抑えながら、安定して前方へ重心移動する方向に変わってきています」と藤原さんは解説します。
新搭載『FLUIDSUPPORT』で自然な安定感を生む

今作最大の変更点が、左右非対称かつ2層構造の新しいサポートシステム『FLUIDSUPPORT(フルイドサポート)』です。前作までの『4D GUIDANCE SYSTEM』に代わり、上下のフォームを変えることで安定感を生み出しています。
ミッドソール上層には、『NOVABLAST』シリーズなどに使われてる反発性に優れた『FF BLAST MAX』を採用。下層には『FF BLAST PLUS』を配置することで、上層は柔らかい接地感、下層は安定感を担い、クッション性とサポート性を両立しています。
「上層の『FF BLAST MAX』が効いています。足が内側へ倒れ込みそうなところを、ミッドソールの素材で支えてくれる感覚があります」と藤原さんは語ります。
バウンス系シューズを履いているランナーの“安心枠”にも

最近では、1足目に弾む感覚の強いシューズを履くランナーも増えています。たとえば『NOVABLAST』のようなポンポンと弾むモデルは、走る楽しさを感じやすい一方で、長い距離では安定感がほしくなる場面があります。
「NOVABLASTのような弾むシューズから入ったランナーにも、『GEL-KAYANO』を履き分けに入れてほしいですね。安心感があります」と藤原さんは話します。
GT-2000シリーズを長く履いているランナーが、よりクッション性の高いプレミアムスタビリティモデルとして『GEL-KAYANO 33』へアップデートするのも良い選択です。また、普段は別のデイリートレーナーを履きながら、長い距離やLSD、リカバリージョグに『GEL-KAYANO 33』を取り入れる使い方も合います。
こんなランナーにおすすめ

藤原さんは、特にフルマラソンを完走したいランナーにおすすめしています。
「長距離を走ると、後半は自分で意識できる部分が少なくなってくる。そんな時に、シューズの物理的な安定感が必要になります。長距離に自信がない方におすすめですね」と解説します。また、X脚や膝の内側の痛み、シンスプリントといった、特に脚の内側にトラブルを抱えるランナーの予防策としても最適です。

30代目以降、現代的なスタビリティモデルとして進化を重ねた『GEL-KAYANO』。33代目ではフォームの構造で支える新しい安定性によって、さらに多くのランナーに履きやすいモデルになりました。
フルマラソン完走を目指す方、安心して走れる1足を探している方におすすめ。Runtrip Storeでも販売しているので、ぜひチェックしてみてください。
詳細情報
アシックス|GEL-KAYANO 33

・価格:¥22,000(税込)
・ドロップ:8mm
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





