“エネルギッシュな反発性”がスピードを生み出す。進化したHOKAの最軽量レースシューズ「CIELO X1 3.0」をレビュー

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毎週末、全国各地でマラソン大会が開催され、盛り上がりを見せるこのシーズン。そんな中、人気シューズブランドのHOKA(ホカ)から最新のレースシューズ『CIELO X1 3.0(シエロ エックスワン スリーポイントオー)』が1月30日(金)に発売されました。

超厚底のクッションとソール側面を走る鮮やかなラインの意匠がスピード感を醸し出す本シューズを、Runtripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんがレビューします。

藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。

エネルギッシュな反発性が速さを生み出し、安定性も向上

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HOKA史上最も軽量なレースシューズとして開発され、213g(メンズ28.0cm片足)の軽さを誇る『CIELO X1 3.0』。ミッドソールは2層の『SCF PEBAフォーム』と軽量性を求めて一部がくり抜かれたカーボンファイバープレートを搭載しており、非常に高い反発弾性と推進力を備えたレースシューズに仕上げられました。

藤原さんは「ミッドソールは非常にやわらかい素材を使っていますよね。足を通して立ってみると外側に倒れるんじゃないかと思うほど」と驚きを見せます。

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しかし、「不思議なことに走ってみると安定感がしっかりと伝わってくるんですよ。ソール全体の構造が、内側がくり抜かれていた前作からソール中央部を抜いたオーソドックスな形状に改良されたことで反発弾性と横方向への安定性を両立しています」と解説します。

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接地感について、「CIELO X1は初代からHOKAらしいロッカー形状を採用していますが、前作まではロッカーの跳ね上げが中足部のあたりから始まってなかなか安定しなかったんです」と従来モデルの課題を挙げた藤原さん。今作はその課題がクリアされ、「跳ね上げの位置が前足部に移ったことでスイートスポットが広くなりました。どこで着地しても安定して走れるようになり、自然に前へ転がっていく感覚を味わえます」と改良点を評価しました。

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また、前作と履き比べた練習を振り返って、「今作はより余裕をもって走れました。練習が終わってもシューズを脱ぎたくないと思うほど快適に走り切れます。エネルギッシュな反発弾性が伝わってきていい」と語り、数々のシューズを履いてきた藤原さんも太鼓判を押します。

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ミッドソールだけでなく、シューズ全体に細かなアップデートが反映されており、アッパーは高度な技術による絡み織テキスタイルや非対称のシューレースといった独自の設計によりフィット感が向上。このアップデートには藤原さんも力感を込めて反応し、次のように語ります。

「シューズに足を入れたら、その瞬間から足全体がピタッと包み込まれる。ソックスのようなフィット感がありますね。特にシューレースが非対称になっているおかげで、甲周りのフィット感がとてもいいんですよね。紐の素材もスパイクシューズのようなギザギザの加工が施され、紐を締めた位置でロックされるような安心感があります」

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また、レースシューズでは数少ない、非常にグリップ力のあるCPU Clear アウトソールを採用。速いスピードで走るときにも、あらゆる路面でグリップ性能を発揮してくれます。

CIELO X1 2.0、ROCKET X 3との違いは

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手前からCIELO X1 3.0、CIELO X1 2.0、CIELO X1(初代)

CIELO X1 3.0の特長はなんといってもHOKAの最軽量レースシューズである点。前作のCIELO X1 2.0で228g(メンズ28.0cm片足)だった重量は、今作で213g(メンズ28.0cm片足)まで軽量化が図られました。また、メンズ26.0cmの実測重量にいたってはわずか183gと非常に軽量なレーシングシューズであることが分かります。

アッパーのヒール部やシュータンの軽量化、SCF PEBAフォームの採用、適切な形状に設計されたカーボンプレートなどにより、極限まで軽量なシューズに進化。大幅な軽量化によって、ランナーにキレのあるスピード感をもたらします。

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HOKAが展開するもう一方のレーシングモデル『ROCKET X 3(ロケットX 3)』との違いについて、藤原さんは「CIELO X1 3.0の方が反発性をより感じられる」と指摘。ROCKET X 3は扱いやすさが魅力ではあるものの、「マラソンでサブ3よりも速いスピードを目指すランナーや全体のペースを底上げしたいランナーには反発を得られるCIELO X1 3.0がおすすめ」だと言います。

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ROCKET X 3

「ROCKET X 3は走ると知らないうちに反発が来る。でも、CIELO X1 3.0は跳ねる実感があります。前作の扱いづらい印象も解消されているので、速いスピードを求めるならぜひこのシューズにチャレンジしてみてほしいですね」

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本シューズは世界陸連の承認を受けており、もちろん公認レースでの着用が可能。新年に開催されたニューイヤー駅伝で着用した選手がいたほか、HOKAアスリートによるマラソンの好結果も出ており、アスリートが信頼を寄せる一足です。

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高い反発性と安定感を備え、シリアスランナーの力強い一歩を後押ししてくれる本シューズ。この春、レースで目標を超える勝負シューズとして有力な選択肢となるでしょう。

詳細情報

HOKA|CIELO X1 3.0

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価格:¥38,500(税込)
重量:213g(メンズ28.0cm片足)
ドロップ:7mm
厚さ(かかと部-前足部):44mm-37mm ※世界陸連公認

HOKA公式オンラインストアRuntrip Store

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【プロフィール】

藤原岳久さん

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FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上

・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

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