【ランニングウォッチ】COROS注目モデル「PACE 3」徹底レビュー!おすすめの使い方や前作PACE 2からの進化とは?
Nov 08, 2023 / OTHER
Dec 11, 2023 Updated
日々のランニングライフにおいて、今や欠かせないアイテムの1つ『GPSウォッチ』。そんななか、ここ数年で愛用者が増えているCOROS(カロス)から『PACE 3』が登場しました。今回の新作は一体どのようなアップデートがされているか気になるところです。
そこで今回は、ラントリップのテッシーとフォトグラファー兼フリーライターのSUSHI MANさんが同モデルをレビュー。自らもCOROS愛用者であるSUSHI MANさんによる新作レビューをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
COROS愛用者・SUSHI MANさんが新作「PACE 3」を解説!
テッシ―:今回のガジェット企画は、COROSの『PACE 3』が新たに発売されましたので、フォトグラファー兼フリーライターのSUSHI MANさんにお越しいただき、その魅力を紹介していきたいと思います。
SUSHI MAN:よろしくお願いします。
テッシ―:以前から、COROSを使っていると聞きました。
SUSHI MAN:これまでも『PACE 2』や、『APEX 2』も使っていて、今回発売されたPACE 3も愛用しています。ここ2、3年はCOROS一筋ですね。
テッシー:COROSを使おうと思ったきっかけは何ですか。
SUSHIMAN:2020年頃、周りにCOROSを使うランナーが増えてきたんです。気になって使ってみたら、非常に軽いのとバッテリーがすごく持つという2点がとても気に入りましたね。
テッシ―:早速PACE 3をレビューしていきたいと思いますが、見てみるとベルトのタイプがナイロン・シリコンの2タイプがあるんですね。
SUSHI MAN:私はシリコンタイプを使うことが多いです。夏とか暑い時期は蒸れが気になるのでシリコンがおすすめです。一方、ナイロンベルトの方が軽いので、より軽さを求める方には良いと思います。
テッシ―:ナイロンベルトで30gですから、かなり軽いですね。GPSウォッチの中では最軽量クラスといって良いんじゃないでしょうか。
SUSHI MAN:格段に軽いんじゃないですかね。
操作性、駆動時間、GPS……あらゆる面でアップデート
テッシ―:それではPACE 3はどうアップデートしたのかを紹介していきたいと思いますが、ここが1番変わったという点はどこですか。
SUSHI MAN:まずは操作性ですね。画面がタッチパネル対応になりました。あとはダイアルでも滑らかに操作できるようになりました。携帯もガラケーからスマホに変わっていくときに操作性がなめらかになっていったと思うんですけど、そんな感じですね。
テッシー:駆動時間も進化してるんですよね。
SUSHI MAN:はい。PACE2も30時間(標準GPSモード)ということで評判だったんですけど、今回は38時間バッテリーが持つようになりました。100㎞のウルトラマラソンや、トレイルの100マイルレースでも問題なく使うことができます。
テッシ―:日常使用でどれくらい使えるんですか。
SUSHI MAN:ここも変わっていてPACE2は20日間でしたが、PACE 3は24日間持つようになっています。バッテリーの持続時間が伸びるということは、省電力設計というのが進んでいるということだと思います。内部の技術力が詰まっているんだなと思います。
テッシ―:GPSの接続性能も気になるところですけど、そのあたりはいかがですか。
SUSHI MAN:PACE 2では2周波GPS機能がなかったんですね。それが今回付いていて、GPS受信するときの感度が高くなっています。
テッシ―:通常ならそこまでキャッチできないことはないですけど、ビル群をはじめキャッチしにくい場所もありますよね。そうした場所においての捕捉精度が高まっているということですね。
SUSHI MAN:当然室内やトンネルでは受信できないですけど、ビルとか山間部とか障害が多い場所でもキャッチしやすくはなっていると思います。
テッシ―:2023年4月にCOROSのアプリが大幅にリニューアルされて、非常に使いやすくなったと聞きました。
SUSHI MAN:まずホーム画面が新しくなって、視認性が上がって見やすくなりました。見たい項目は人それぞれだと思いますが、自分はリカバリーを見ていて、睡眠データも見ていて寝る時にもつけて、心拍をモニタリングしてその推移を見たりします。これもバッテリーが持つようになったことでも活用できるかなと思います。
SUSHI MAN:他に使える機能として、ルート作成機能というのがあります。例えば旅行先など初めて行く場所で道を知らない時に、ルートをアプリで作ることもできるし、GPXデータを取り込んでウォッチで確認することもできます。
テッシ―:ルート機能というか、ウォッチでのナビゲーションはあまり使ったことないんですけど、実際どうですか。
SUSHI MAN:トレイルランナーであれば頻繁に使う方もいると思いますが、ロードのランニングでも初めて行く場所では助かると思います。スマホでもマップでどこを進むか見ると思うんですけど、それがウォッチでもできる感じです。
テッシー:あと、面白い機能としてはウォッチフェイスを変えることもできるんですよね。
SUSHI MAN:そうですね。決まったデザインから選ぶのが普通ですけど、これもスマホと同じで自分の好きな画像に変えることができる仕様になっています。こういうことができるとよりマイウォッチ感が出ますよね。
テッシー:確かに良いですよね。ちなみに価格はPACE 2が29,480円(税込)、PACE 3が33,000円(税込)と3,500円ほど上がりましたが、アップデートを考えると決して大きな値上がりではない気がします。
SUSHI MAN:機能がどんどん追加されたことを考えると、そう思います。
ランニングシーンはもちろん、日常での活用の幅もさらに広がって使いやすくなったCOROS『PACE 3』。より詳しい機能を知りたい方は、SUSHI MANさんのnoteでもレビュー記事が紹介されていますのであわせてご覧ください。
詳細情報
COROS|PACE 3
・価格:¥33,000(税込)
・重量:30g(ナイロンバンド装着時)/ 39g(シリコンバンド装着時)
・標準GPSモード:連続稼働最大約38時間
・日常使用:最大約24日間
・二周波GPSモード搭載
・睡眠トラッキング、SpO2などリカバリーのモニタリングに最適
【動画からご覧になる方はこちら】
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