【ニューバランス】ランニングシューズの使い分け方は？ジョギングからレースまで各シューズおすすめシーンを解説

Mar 24, 2023 / SHOES

Mar 24, 2023 Updated

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デイリートレーナーから厚底レーシングシューズまで幅広いカテゴリーのランニングシューズが展開されているニューバランス。その多くがランナーから支持を集めていますが、選び方や履き分け方に悩むランナーも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ニューバランスのランニングシューズを愛する睡眠改善インストラクター・西谷綾子さん、TKD PROJECT・よしきさん、ランニングタレント・志村美希さんをゲストに迎えて3人がどのような履き分けを実践しているのか伺いました。

ニューバランス・ランニングシューズの履き分け方

「【ニューバランス】ランニングシューズの使い分け方は？ジョギングからレースまで各シューズおすすめシーンを解説」の画像 — （左から）スポーツMC・岡田さん、睡眠改善インストラクター・西谷さん、ランニングタレント・志村さん、TKD PROJECT・よしきさん

岡田：ランニングシューズと一口に言っても、市民ランナーのなかには「これはどういうシーンで使うんだろう」と悩むランナーも多いですよね。

西谷：私は走り始めた当初はお気に入りのシューズをずっと履いていました。しかし、履き分けるのが良いと教えてもらってから、スピードを出して走る時やジョグの時で2、3足を履き分けるようになりました。

志村：現役時代はレース用とジョグ用の2足だけでしたけど、今は3～5足を履き分けてますね。

岡田：みなさんは履き分けていますね。よしきさんは3パターンの履き分けがあると聞きました。

よしき：僕はリカバリージョグ、普通のジョグ、テンポアップで履き分けています。フルマラソンの練習は長い距離を走るので、継続して疲労を溜めずに走ることが大切だと気付いてからリカバリー用のシューズを使うようにしてます。それから疲労の度合いが代わり、怪我が圧倒的に減りました。

岡田：ニューバランスはあらゆるランナーの方にマッチするように多くのシューズがラインナップされていますが、大きく分けると『Fresh Foam』シリーズと『FuelCell』シリーズの2つを展開。それぞれの履き分けシーンを聞いていきたいと思います。

クッション性と安定性が魅力の「Fresh Foam」シリーズ

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岡田：Fresh Foamはより長く、ゆっくりジョグするような時に使うイメージですがいかがでしょう。

西谷：このシリーズはクッション性と安定感が抜群です。足が疲れる時は安定性を求めますが、こちらは着地時に内側に入りにくい作りになっていて非常に安定するので、初心者から上級者まで幅広く使えるシューズだと思います。

: Fresh Foam X More v4

: Fresh Foam X 1080 v12

よしき：次の日に疲労を残したくない時はFresh Foamでリカバリージョグをします。その時は『Fresh Foam X More v4』か『Fresh Foam X 1080 v12』を使いますが、どちらもリカバリーランにおすすめです。

よしき：最近は何も考えずにゆっくり走る時は1080ですね。Moreはデザインが良くて普段履きでも使いたくなります。

西谷：私の場合はキロ6～7分くらいのゆったりとしたペースのジョグでMoreか『Fresh Foam X 880 v13』を使っています。

志村：私も880を良く履きます。「ちょっと今日は走りたくないな」と気分が乗らない時もあるじゃないですか。そういう日に何を履くか迷った時は880ですね。気分が乗らなくても走り出すと自然とペースが上がっていく感覚が好きです。これを選べば安心して走れる存在です。

岡田：よしきさんも880は使いますか。

よしき：使います。走るペースによって、シューズを変えています。

岡田：具体的にはどんな使い分け方ですか。

よしき：同じジョグでもタイムを気にしないで走りたい時、レースをイメージしてしっかり集中したジョグをしたい日で分けますね。880はクッション性も優れていて、気づいたら気持ち良くペースが上がる感覚があるので集中して走る時に使います。

: Fresh Foam X 880 v13

: Fresh Foam X More v4

西谷：ゆっくり・長くのMore、テンポ良いジョグにおすすめの880という使い分けですね!

志村：現役時代は薄底シューズが好きで薄ければ薄いほど速く走れるイメージがありましたが、社会人になって厚底シューズを履くようになりました。Moreはお気に入りです。厚底シューズは重くてスピードが出にくいイメージがありましたが、使ってみたら全然走りやすかったです。880はクッションが厚いにもかかわらず、しっかりスピードも出せて良いですね。

よしき：このシューズは2層構造になっていて、クッション性と汎発性を兼ね備えてますよね。

岡田：みなさんの使い方を聞いて、同じFresh Foamでも微妙な使い方の違いが分かりますね。

テンポアップ走に最適な「FuelCell」シリーズ

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西谷：テンポ良く走りたい時は『FuelCell REBEL v3』も良いんですよね。

岡田：REBELは多くのランナーから評価が高くて、触った瞬間に「これは跳ねる」と感じる分かりやすさがあります。西谷さんは具体的にどんなシーンで使いますか。

西谷：私はキロ5分ペース15km走で使いますね。ちょっとタイムを意識しながらテンポよく刻みたいペース走で使いやすいです。

よしき：同じ感覚です。キロ4分でペース走をする場合はREBELを使います。

西谷：カーボンプレートは搭載されていませんが、軽くて反発性も高くて良いですよね。

岡田：カーボンプレート搭載モデルでは『FuelCell SuperComp ELITE v3』があります。

志村：今一番好きなシューズです。履いた瞬間に「すごい! 」と感じました！

よしき：どんなところが気に入ったの?

志村：私はフラットに接地するんですけど、走り方に合っていて着地と同時に前へ進む力を感じます。このシューズはかかと着地でも十分前に進む感覚がありました。

岡田：今は使うことが多いですか。

志村：そうですね。気持ちが乗っている時はELITEを使って、速めのペースで走っています。

岡田：西谷さんは次の目標はありますか。

西谷：フルマラソンの自己ベストが3時間1分32秒でいつかは3時間切りはしたいですが、出産後のベスト記録は3時間12分なのでまずはその記録を更新するためにコツコツ走ってます。

岡田：志村さんはフルマラソンをまだ走っていないですよね。

志村：まだ挑戦したことはありませんが、いずれはやってみたいです。直近では8.9㎞の短いレースがあって、それはELITEで走る予定です。これまでで1番好きなシューズです。

西谷：私もフラットに着地するのでその感覚は分かります。私はフォームが反り腰なのでカーボンシューズを履くことによってさらに反り腰になりやすいんですよね。このシューズはかかとで接地しても前に進むからそういったランナーにもおすすめだと感じました。

西谷：岡田さんはどのシューズが気になりますか。

岡田：880はデイリートレーナー、REBELやELITEはレースやポイント練習とかで使うのがおすすめですよね。そして、FuelCellシリーズには『FuelCell Propel v4』もありますね。こちらが大幅アップデートされました。FuelCellミッドソールにTPU素材のプレートが搭載されました。

西谷：カーボンシューズに憧れてるけど、カーボンは走力や筋力がないと負担があって怪我にもつながるので、心配のあるランナーにはまずこちらを試してもらうと良さそうですね。履きこなせるようになったら、カーボンシューズにチャレンジするという流れも良いと思います。