【ニューバランス】「Fresh Foam」シリーズおすすめ5選!シューズの特徴と履き分け方

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秋を迎えてランニングを始めた方も多いのではないでしょうか。走るときにまず必要なアイテムがランニングシューズ。

こちらの記事では、長い距離を快適に走れるニューバランスの『Fresh Foam』シリーズについてご紹介。豊富な種類の中から5足のシューズをピックアップして、各モデルの特徴や履き分け方をRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんと解説していきます。

藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。

「Fresh Foam」シリーズの特徴

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大森:今回はニューバランスの『Fresh Foam』の使い分けについてご紹介していきます。まず、Fresh Foamシリーズのシューズはどのような特徴がありますか?

藤原:ニューバランスのシューズはFresh FoamとFuelCellのシリーズがありますが、FuelCellが “Faster(速く走る)” 、Fresh Foamが “Longer(長く走る)” に特化したシューズです。

大森:今回はFresh Foamシリーズのシューズを5足用意しているので、各シューズの特徴とシューズの選び方を紹介していきます。『Fresh Foam X More v4』『Fresh Foam X 1080 v12』『Fresh Foam X 880 v12』『Fresh Foam X 860 v13』『Fresh Foam X Kaiha v1』について1つずつ解説していきます。

藤原:まずは、シューズの選び方について解説すると、価格で選ぶならKaihaがお得ですが、自分に合うシューズはどれかという基準で選んでもらいたいですね。

1. Fresh Foam X More v4

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大森:このシューズは新鮮ですよね。

藤原:実際に履いてみるとソールの柔らかさを感じますが、見た目ほどの厚さは感じません。接地感もあって、大森さんの新しいお気に入りになったのではないでしょうか。

大森:そうですね、このシューズは大好きです。ポンポン弾むシューズが好きなので、走っていて気持ち良いです。弾む菅核が好きな方は絶対にハマると思います。

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藤原:ミッドソールの中足部から踵部分にかけて溝が作られていて、レーシングシューズに搭載されている『ENERGY ARC』と同じような構造です。推進力やソールの柔らかさ、安定感をミッドソールの構造によってバランスをとっています。前作のMORE v3は日本で未展開だったので、ぜひ新モデルを履いてみてください。

2.Fresh Foam X 860 v13

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大森:今回紹介する5モデルの中でアップデートしたモデルが、More v4とこちらのFresh Foam X 860 v13です。

藤原:860はスタビリティトレーナー、安定性を追求したモデルです。左右若干非対称になってシューズ内側のサポートが特徴です。

大森:主に着地時のかかとの倒れ込み(プロネーション)を抑えてくれるということでしょうか。

藤原:そうですね!サポート機能が付いているのでかかと周りの広さもだいぶ違いますよね。クッション性も高いので、走り心地が快適なんですよね。

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藤原:More v4は走っていて弾む感覚が気持ち良くて、860はかかと接地の方や関節が痛くなってしまう方におすすめです。内側への倒れ込みを抑えるサポートがあり、かかと周り全体の着地をコントロールするように作られています。また、860はミッドソール上層の硬度が上がっていますね。

大森:硬めの部分が奥まであるのが860の特徴なんですね。

藤原:硬い層が自分の足の近くにあるシューズ。全体的に足の安定感を作り出すのが860です。シューズに安定感を求めている方にはぴったりです。

大森:私は走っているとかかとが内側に倒れ込みやすいのですが、それをサポートしてくれるので、地味に仕事してくれるというのを感じました。860の機能は、前作からどうアップデートしましたか。

藤原:今まで内側のガイドを強くしていたのですが、だんだん左右をサポートするシューズに変わってきています。860は重量が若干増加していますが、機能性の追加が背景にあるので新作をぜひ体感してみてください。

3.Fresh Foam X 880 v12

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大森:続いてはFresh Foam X 880 v12です。こちらは860とはどんな違いがありますか?

藤原880はニュートラルトレーナーで、サポートが左右対称のモデルです。ソールが2層構造で、下層と上層で硬さが違います。下層は少し硬さがあり、推進力をもたらす素材です。

船底型のソールで、ロッカー構造によって推進させるイメージです。かかと周りのサポートを必要としない方にとっては、ほどよいガイドがあり、シンプルな880がおすすめです。

4.Fresh Foam X 1080 v12

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藤原:860や880をすでに履いて、履き心地のいいシューズを探している方はFresh Foam X 1080 v12を試してください。全体的にクッションやニットが柔らかく作られていて、アッパーのフィット感や船底寄りのソールのガイドなどが他と違います。ソフトで、軽量性が際立った感触を体感できるシューズです。

大森:イメージですが、少し走力が上がってきたタイミングで1080を履くと気持ちいい履き心地を体感できますね。

藤原:いいですね。走力が高くなってきたらソールが薄いシューズではなく、もっと良いクッションを搭載したシューズを履くのが大切です。

5.Fresh Foam X Kaiha v1

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大森:Kaihaはどういったポジションで考えたらいいですか。

藤原:Fresh Foam Xを楽しむ目的のモデルです。リーズナブルで初心者の最初の一足にもいいですね。まず、一足ランニングシューズを選びたい方は検討してみてください。

各シューズの使い分け方

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大森860を履いてからMore v4を履くと明確に違いが分かるのが、面白いですね。More v4を履いて、楽しんでから860を履くと安心感があります。

藤原:それは良い使い方ですね。それで、自分のランニングフォームや接地感覚を養うことができますね。

大森860とMore v4の2つを持っていて履き分けるといいと思いました。

藤原:More v4が4.5mmドロップでクッショニングモデル、860が10mmドロップでスタビリティモデル。使い分け方としては非常にいいと思います。

大森:履き比べると走るフォームも変わってくる感覚があって、使う筋肉も疲れる場所が変わってきていますね。また、体重が重めの方は860を履くとが疲れないのではないでしょうか。走力が高い方はMore v4だと、楽しく走れると思います。

藤原860とMore v4はクッション性が高いので、フルマラソン2時間10分〜20分台のエリートランナーにも履いて欲しいですね。

大森:価格は一例ですが、Kaihaが税込12,100円。860が税込15,400円ですね。3,000円追加して、もう少し機能がついているシューズを楽しむのか、まずはお試しで一番リーズナブルなシューズを履くのかは試し履きして考えていただきたいですね。

藤原:これから走り始める方なら、Kaihaで十分ですね。すでに走っている方は860か880がおすすめです。

大森:今回はFresh Foamシリーズの比較をしてきました。藤原さんありがとうございました!

Fresh Foamシリーズの特徴や履き分け方についてご紹介してきました。ぜひ、自分の足に合うお気に入りの一足を見つけて、足を通してみてくださいね。

詳細情報

1. Fresh Foam X More v4

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価格:¥19,800(税込)
重量:300g
ドロップ:4.5mm
商品ページメンズウィメンズ

2.Fresh Foam X 860 v13

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価格:¥15,400(税込)
重量:320g
ドロップ:10mm
商品ページメンズウィメンズ

3.Fresh Foam X 880 v12

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価格:¥14,300(税込)
重量:300g
ドロップ:8mm
商品ページメンズウィメンズ

4.Fresh Foam X 1080 v12

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価格:¥17,600(税込)
重量:295g
ドロップ:8mm
商品ページメンズウィメンズ

5.Fresh Foam X Kaiha v1

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価格:¥12,100(税込)
商品ページメンズ


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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト

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