【On】「Cloudgo」はCloudmonsterの弟分!?初めてのランニングシューズにおすすめ
Oct 28, 2022 / SHOES
Oct 28, 2022 Updated
Onから登場したランニングシューズ『Cloudgo』。Onのシューズを初めて履くというランナーも扱いやすいオーソドックスなシューズです。
本記事では、Cloudgoの履き心地をシューズアドバイザー・藤原岳久さんがレビュー。このシューズに足を通してみたいと感じた方は、ぜひ日常のランニングで使ってみてはいかがでしょうか。
藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。
Cloudmonsterの弟分!?
大森:藤原さんはOn『Cloudgo』を履いてみて、どんな印象でしょうか。
藤原:一言で表現すると『Cloudmonster』の弟分ではないでしょうか。Cloudmonsterの方がハニカム構造のミッドソールをはじめ、機能性の多さが際立っていますよね。もちろん、Onのシューズが2足目という方はCloudmonsterをぜひ検討してもらいたいですが、初めての方にはCloudgoがおすすめです。
藤原:『CloudTec®』がマイルドなクッション性をもたらし、ソール全体でクッションを感じます。Onのシューズの多くはミッドソールに内蔵している『Speedboard®』がアウトソール側から見えていましたが、今作は見えなくなりました。
このシューズにもSpeedboard®が搭載されていますが、接地面が広がったことでOnにとって新たな1歩になるシューズかもしれません。ドロップは11mmあり、船底型のソール形状。ドロップの影響で前方向に大きく傾斜しているという点は異色です。
サステナブル素材を使用したシューズ
藤原:アッパーは1枚のエンジニアードメッシュから製作。約80%のリサイクル素材が使用され、サステナブルな点も特徴的です。Cloudgoはアッパーがしっかりしていますが、中足部も適度に締まりを感じる程度で様々な足型に対応するフィット感を兼ね備えています。
大森:アッパーのサポート力がしっかりとしているのは嬉しいですね。
藤原:Cloudmonsterの方がクッション性は高いですが、Cloudgoも初めてOnのシューズを履くランナーには十分と言えるほどクッション性を備えています。ソフトでガイドが強いシューズです。デザイン性も高く、モチベーションを上げてくれる一足です。
大森:かっこいいですよね。
おすすめのシーン・ランナーは?
大森:Cloudmonsterと比べて、さらに安定性が向上したモデルなんですね。
藤原:Cloudmonsterはポンポンと弾むような推進力を感じますが、あくまでCloudgoはオーソドックスな履き心地です。
大森:価格は16,830円(税込)でお求めやすい価格ではないでしょうか。Onのシューズを初めて履きたいというランナーにはチャレンジしやすいモデルですね。
藤原:シリアスランナーでもジョグからテンポアップ走まで幅広く使えるでしょう。オールラウンドに使えるモデルなので、初心者ランナーに非常におすすめです。マラソンシーズンを迎えるこれからの季節にぜひ足を通してみてください。
ここまで、シューズアドバイザー・藤原さんによるCloudgoのレビューをお届けしました。Onのランニングシューズを履いてみたいと感じている方はぜひ足を通してみてはいかがでしょうか。
お気に入りのシューズを手に入れて、秋のランニングを楽しみましょう!
詳細情報
On|Cloudgo
・価格:¥16,830(税込)
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト