サブ3も狙えるサブ4向け?アシックス『YOGIRI SPEED』実走レビュー

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プレートを搭載したレーシングシューズが充実してきた近年。選択肢が増えたぶん、どのモデルを選べばよいか迷うランナーもいるのではないでしょうか。

そんな方に注目してほしいのが、アシックスの最新ロードランニングシューズ『YOGIRI SPEED(ヨギリスピード)』です。今回は本作の特徴や前作からの変更点、おすすめの履き分けについて、シューズアドバイザー・藤原岳久さんが解説します。

サブ4を目指すランナーに向けた『S4+ YOGIRI』の後継モデル

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本作は、フルマラソンでサブ4達成を目指すランナーに向けて開発された『S4+ YOGIRI(エスフォープラス ヨギリ)』をアップデートしたモデルです。

アシックスには、『NOVABLAST』や『SONICBLAST』のような弾む走り心地を軸にしたモデルや、『METASPEED』や『MAGICSPEED』のような高反発素材とカーボンプレートを組み合わせたレーシングモデルが数多く揃っています。

そのなかで本作がどの立ち位置なのか、藤原さんはこのように解説します。

「他社で言えば、アディダスの『アディゼロ ボストン』、ナイキの『ズームフライ』にあたる関係性です。『メタスピード』シリーズのひとつ下で、もう少しコントロールできて、結果も出るモデルという位置づけですね」

約13g軽量化し、上層部には最上位素材『FF LEAP』を採用

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前作からの変更点として、まず挙げられるのが軽量化です。重量は約227g(27.0cm片足)と、約13g軽くなりました。その要因が、上層部に新たに配置した『FF LEAP』です。

『FF LEAP』は、『METASPEED』シリーズにも採用されている素材です。前作で使われていた『FF TURBO PLUS』と比べても、柔らかさと反発の強さが際立ちます。一方、下層部には軽量で反発性に優れた『FF BLAST PLUS』を採用。「上層が非常に柔らかく、下層でしっかり安定させる構成です。『METASPEED EDGE TOKYO』とデイリートレーナーを組み合わせたような感覚ですね」と藤原さんは説明します。

「上層が非常に柔らかく、下層でしっかり安定させる構成です。『METASPEED EDGE TOKYO』とデイリートレーナーを組み合わせたような感覚ですね」と藤原さんは説明します。

かかと部のプレートを二股形状に変更

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ミッドソール内部には、軽量のカーボンプレートを搭載。かかと部は二股に分かれた形状へと変更されました。

これにより、よりスムーズな接地感が得られ、足の動きが安定し、ヒールストライクのランナーにも扱いやすい設計です。

「カーボンプレートが入ると硬くなりがちですが、本作のプレートは適度に曲がり、柔軟性がありますね」と藤原さんは解説します。

アウトソールには『ASICSGRIP』を採用。中足部からかかとにかけて接地面を拡大し、内側にもラバーが追加されました。

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サブ4だけでなく、サブ3を狙うランナーまで

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「サブ4向け」と銘打たれたモデルですが、藤原さんの評価はそこにとどまりません。

「サブ4どころか、3時間切りまでいけるのではないでしょうか。実際に1km4分10秒前後で走ってみて、このまま40kmいけるなと感じました」と話します。

とくに相性が良いのは、後半に失速するタイプではなく、ペースそのものを上げきれないランナーだといいます。ミッドソールを強く沈み込ませなくても反発が得られるため、女性ランナーにも扱いやすいモデルです。

「今期、すべてのブランド、すべてのカテゴリーを俯瞰しても、『YOGIRI SPEED』は面白い1足だと思います」と藤原さんは締めくくります。

今秋の勝負レース用のシューズをお探しの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

詳細情報

アシックス|YOGIRI SPEED

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・価格:¥24,200(税込)
・重量:約227g(27.0cm片足)
・ドロップ:5mm

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【プロフィール】

藤原岳久さん

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FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長、販売歴20年以上

・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993年)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

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