新感覚“0mmドロップ”のレースシューズと万能トレーニングシューズ。アンダーアーマー『UAベロシティ』最新モデルをレビュー
May 05, 2026 / SHOES
May 05, 2026 Updated

アンダーアーマーから登場した注目の最新レーシングシューズ『UAベロシティ エリート3』と、日々のトレーニングからテンポアップまでこなす『UAベロシティ SPD』。
こちらの記事では、シューズアドバイザーの藤原岳久さんが、両モデルの特徴や魅力、そして「どのようなランナーにおすすめなのか」を徹底解説します。
分かりやすくなったアンダーアーマーの最新ラインナップと、両モデルの賢い履き分けについても注目です。
0mmドロップが生み出す新感覚『UAベロシティ エリート3』

トップ選手向けのレーシングシューズとして3作目を迎えた『UAベロシティ エリート3』。2025年のボストンマラソンで2時間17分台の好タイムを記録したシャロン・ロケディ選手が着用したことでも大きな話題を呼んでいる一足です。
今作の大きな特徴は、フラットな構造を追求した0mmドロップにあります。シューズ自体はフラットでありながら、スプーン状のカーボンプレートの形状によって自然な傾斜が生み出され、スムーズな重心移動と力強い推進力を実現しています。

前作まで好評だった、ミッドソールむき出しの『フローソール(ラバーライズドソール)』からアップデートされ、今作はアウトソールにラバーを配置。よりオーソドックスで扱いやすい接地感へと進化しました。
また、スーパーシューズとしては珍しく前足部のプラットフォームが広く設計されているのも大きな特徴です。藤原さんはこのシューズの魅力を「バウンドが強すぎず、コントロールしやすい」と語ります。
昨今のスーパーシューズは反発力が非常に大きく「サブ3レベルのランナーでもオーバースペックに感じる」ことが少なくありません。しかし、UAベロシティ エリート3は安定性がしっかりと確保され、クセのない非常に履きやすい仕上がりになっています。
最高のフィット感とコスパが魅力の『UAベロシティ SPD』

あわせて紹介する『UAベロシティ SPD』は、日々のトレーニングやテンポアップに最適なモデルです。このシューズもアウトソールにラバーが配され、地面の感覚を捉えやすいオーソドックスなテンポアップシューズに仕上げられました。
特筆すべきは、ミッドソールにUAベロシティ エリート3と同じ『HOVR+』素材を使用している点です。カーボンプレートは非搭載ですが、素材特有の心地よいクッション性とバウンド感をしっかりと感じられます。

すっきりとした細身のラスト(足型)を採用。足幅が狭い方や、他のシューズでなかなかフィット感を得られないランナーにとって、救世主になるポテンシャルを秘めています。
価格も16,500円(税込)と非常にコストパフォーマンスが高く、日々のトレーニングに気兼ねなく投入できる嬉しい一足です。
0mmドロップのレーシングシューズに向いているランナー&使用シーンとは?

UAベロシティ エリート3はサブ3やサブ3.5を目指すランナーにおすすめ。さらに、初めてスーパーシューズを手にする方にとっても、自分の足でコントロールしやすい一足だと言えます。また、ハーフマラソンであればサブ4レベルのランナーにも適しており、幅広い層がその機能の恩恵を受けられるバランスの良さが光ります。
現在のアンダーアーマーのラインナップは、目的別に5つのカテゴリーに整理され、ランナーにとって非常に選びやすくなりました。普段のトレーニングには『UAベロシティ SPD』を活用し、レース本番では感触の近い『UAベロシティ エリート3』に履き替えるという活用がおすすめです。
自身の目標や走力に合わせて、これら最新のシューズから最適な一足を選んでみてください。
詳細情報
アンダーアーマー|UAベロシティ エリート3

・価格:32,890円(税込)
・ドロップ:0mm
・重さ:215g(27.0cm)
・ミッドソール素材:HOVR+フォーム
アンダーアーマー|UAベロシティ SPD

・価格:16,500円(税込)
・ドロップ:8mm
・重さ:215g(27.0cm)
・ミッドソール素材:HOVR+フォーム
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





