上田瑠偉選手が着用するアディダス『TERREX AGRAVIC』シリーズ徹底解説!4モデルの特徴と選び方を紹介
Mar 07, 2026 / SHOES
Mar 07, 2026 Updated

トレイルランニング(以下、トレラン)界で注目を集めるアディダスのシューズ。今回は『TERREX AGRAVIC』シリーズ最新モデル3足に加え、2026年4月発売予定の1足をご紹介。各国のトレランで活躍するプロ山岳ランナー・上田瑠偉さん、ウルトラランナー・みゃこさんの解説を交えながら、自身も数多くのトレランレースに出場するスポーツMC・岡田拓海さんとともにお届けします。
トレラン界のスーパーシューズ『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』

『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』は長距離レースのあらゆる地形でスピードを発揮できる最速モデル。ロードモデルで言うなれば厚底レーシングシューズ『ADIZERO ADIOS PRO』シリーズに相当するハイスペックシューズです。
ミッドソールには軽量で反発性の高い『LIGHTSTRIKE PRO』を搭載。さらにミッドソール内部に搭載された5本指形状の『ENERGY RODS』が推進力を生み出します。厚さは後足部で43mm、前足部で35mmといった8mmのドロップ設計であり、重量は約265g。アウトソールには『Continental™』ラバーを採用し、ラグの深さは3/4mmとなっています。

本作の履き心地について「まさに跳ねるなって感じ。特に下り坂で反発を感じ、自分の体重と重力で落ちていくような感覚があります」と上田さん。厚底なミッドソールにより地面の衝撃をしっかり吸収しつつも反発する点を評価しています。
みゃこさんは「履いた瞬間『おおっ!』となる、スーパーシューズだと感じました。下り坂ではちょっと怖くなるぐらいスピードが出て、スリリングで楽しい」とコメント。

加えて上田さんは「このシューズを使いこなせる体幹とバランス感覚が必要。上級者向けのシューズですが、弾む感じが楽しいと感じる方にもおすすめ」とアドバイス。みゃこさんは「ガンガンとスピードを出したい時に履きたい」と、獲得標高が少ない高速トレイルコースでの使用をおすすめしています。
万能なバランスモデル『AGRAVIC TT』

『AGRAVIC TT』はテクニカルな路面で安定感を発揮する長距離対応モデル。ロードモデルで言えば『ADIZERO BOSTON』シリーズのポジションにあたる1足です。
ミッドソールは『LIGHTSTRIKE』と『LIGHTSTRIKE PRO』の2層構造。足を保護するポリアミド製『ロックプレート』を搭載し、不整地での安定性を高めています。厚さは後足部で39mm、前足部で31mmの8mmドロップ。『Continental™』ラバーを搭載しつつも『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』よりも深い4.5mmのラグを持ち、重量は約270gです。

「シリーズ内で差別化されているのが履き口のクッション。非常に分厚くて足首周りの安定感が抜群です」と上田さん。「ロックプレートのおかげで沈み込みが少ない。木の根っこや岩が多い日本のトレランコースには非常にマッチしています」と履き心地を語ります。
みゃこさんも「使っていくうちにTTが一番好きになりました。硬めの感覚が安心感につながり、練習でもレースでも使いやすい」と好感触の模様。岡田さんも「バランスが良く、100kmや70kmのレースならTTを選ぶ。自分で走っていく感覚と、適度に転がしてくれる感じが合っている」と語ります。

『Continental™』ラバーやラグのグリップ力も高評価で、雨のレースでも安心感があることを3人とも強調。「初心者から上級者、はたまたトレランに挑戦する方の1足目としてもおすすめできる万能モデル」と太鼓判を押しています。
軽量性に優れたモデル『AGRAVIC SPEED 2』

『AGRAVIC SPEED 2』はシリーズ中最も軽い約215gのショートレース最適モデル。ロードモデルで言えば『ADIZERO TAKUMI SEN』シリーズに相当します。
ミッドソールは『LIGHTSTRIKE』と『LIGHTSTRIKE PRO』の2層構造で、厚さは後足部で35mm、前足部で27mmの8mmドロップ。『Continental™』ラバーをアウトソールに採用し、ラグの深さは3/4mmです。

『AGRAVIC SPEED 2』に対して「これが僕の勝負シューズです」と即答したのは上田さん。現に前作モデルを着用し国際レースで優勝しており、捻挫対策などの観点から中厚底的シューズを好むと語ります
また前作から本シリーズを好んでいた上田選手は「アッパーが非常に良くなった。履き心地が柔らかくなり、フィット感も増しました」と前作からの進化を実感。通気性の高いメッシュアッパーと、解けにくいシューレースも高評価ポイントです。

みゃこさんは「接地感が感じられるので、バーティカルレース(スキー場や登山道の急斜面を駆け登り、制限時間内の最速を競う競技)で履きたい。ガっと駆け上がるレースでは軽い方がいい」とコメント。岡田さんも「足さばきが良く、取り回ししやすい。富士登山競走や10-30kmのショートレースで使いたい」と、スピードが求められるレースでの着用をおすすめしています。
トレランのエントリーモデル『AGRAVIC 4』

『AGRAVIC 4』は安定性と軽量性を兼ね備えたエントリーモデル。ロードモデルで言えば『ADIZERO SL』シリーズのポジションに近いモデルです。
厚さは後足部で35mm、前足部で27mmの8mmドロップ。ラグの深さは4/5mmで、重量は約275g。価格は¥18,700(税込)とシリーズ内で最もリーズナブルな設定であり、2026年4月10日に発売予定です。

岡田さんは「トレランシューズの1足目として『AGRAVIC 4』や『AGRAVIC TT』のような安定感のあるモデルから始めるのがおすすめ。そこから距離を伸ばしたい、速く走りたいとなったら『AGRAVIC SPEED 2』や『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』への選択肢が広がります」と語ります。
3人が提案する各モデルの選び方・おすすめシーン

ミッドソールの厚さや構成パーツなどが異なる『TERREX AGRAVIC』シリーズ。みゃこさんは「『AGRAVIC TT』を履いてトレーニングを積み、そのままレースも『AGRAVIC TT』で。また『AGRAVIC SPEED 2』は富士登山競走のような短いレース。『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』は起伏の少ない100km・100マイルといった長距離レースで履きたい」と使い分けを考察。

一方の上田さんは「今年の勝負シューズは『AGRAVIC SPEED 2』。日本のテクニカルなレースや練習では『AGRAVIC TT』。これから100km以上の長距離レースに挑戦する際には『AGRAVIC SPEED ULTRA 2』ですね」と語ります。

岡田さんは「ミドル距離のレースは『AGRAVIC TT』。練習でスピードを出したり足を鍛える時は『AGRAVIC SPEED 2』を履きつつ『SPEED ULTRA 2』も楽しみたい」とコメント。

さらに注目すべきは、adidasが国内トレイルランナー向けに開始する新パフォーマンス支援プログラム。『TERREX AGRAVIC』シリーズを着用して対象レースに出場すると、成績に応じてポイントが付与される、実績や所属を問わずランナーを支援する取り組みです。今後プロジェクトの詳細が発表されます。

トレラン界に新しい風を吹き込む『TERREX AGRAVIC』シリーズ。トップランナーはもちろん、これからトレランの世界へ挑戦するランナーの1歩を後押しするシューズとなることは間違いありません。
詳細情報
AGRAVIC SPEED ULTRA 2

・価格:¥29,700(税込)
AGRAVIC TT

・価格:¥24,200(税込)
AGRAVIC SPEED 2

・価格:¥22,000(税込)
AGRAVIC 4

・価格:¥18,700(税込)
・発売日:2026年4月10日
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