ナイキ『ボメロ プレミアム』徹底レビュー!ナイキのロードランニングシューズ史上最も厚みのある1足
Dec 02, 2025 / SHOES
Dec 02, 2025 Updated

ナイキの定番クッショニングモデル『ボメロ』シリーズに、高い機能性を備えた“プレミアムモデル”が登場しました。視覚的な存在感だけでなく、ZoomX フォームやAir Zoomユニットを搭載し、快適性と推進力の両立を図った1足です。
今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともにシューズを徹底解説。多くのブランドに携わり、20年以上にわたってシューズ販売の現場を見てきた藤原さんは、47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を記録したランナーです。
ナイキのロードランニングシューズ史上最厚の1足

『ボメロ プレミアム』は、ランナーの挑戦心を後押しする力強いデザインが魅力です。ダイナミックなラインワークと特大の「AIR」ロゴが、エネルギーと自信を演出しています。

最大の特長は、ZoomX フォームミッドソールを約55mmの厚さで搭載していること。1歩ごとに高いエネルギーリターンを生み出し、衝撃を効果的に軽減します。
アッパーは単一素材で構成され、柔らかな履き口とシュータンが足を優しく包み込むことで快適なフィット感を実現。さらに、ロケット型の幅広ネットデザインが着地から蹴り出しまでの体重移動をスムーズに導き、磨耗に強いワッフルアウトソールが確かなトラクションと耐久性を確保します。

前足部とかかとには、『マックスフライ 2』や『ビクトリー 2』といったナイキのトラックスパイクと似たAir Zoomユニットを搭載。大きく膨張・収縮するユニットが推進力とクッション性を高め、効率的なランニングを後押しします。
藤原さんは「約351g(メンズ28cm片方)と軽くはないが、ヒールカウンターとアッパーがしっかりしているので全体的にフィット感が良い」とコメント。重量以上に“走りやすさ”を実感しやすい構造になっていると語ります。
おすすめのランナー・使用シーンは?

『ボメロ プレミアム』はリカバリーを目的としたジョギング、長い距離を走るトレーニングなど、疲労を抑えてより遠くまで走りたいランナーに適しているでしょう。高いクッション性だけでなく、Air ZoomユニットとZoomX フォームが生み出す反発により、ランニングのリズムを刻みやすい点も魅力のひとつと言えます。

またシューズ選びの観点では「NIKEの”9BOX(ナインボックス)”というラインナップ構成が参考になる」と藤原さん。『ペガサス』『ボメロ』『ストラクチャー』といった3つのシリーズそれぞれに、アイコンモデル・プラスモデル・プレミアムモデルが設定されているので、藤原さんは「それぞれから1足ずつ選べば、目的に合わせて履き分けがしやすいのでは」と提案します。
詳細情報
ナイキ ボメロ プレミアム

・価格:¥29,700(税込)
公式商品ページはこちら
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





