アディダス最新レーシングシューズ『ADIZERO ADIOS PRO 4』 市民ランナーが語った魅力とは
Dec 11, 2024 / COLUMN
Dec 11, 2024 Updated
11月27日、アディダスから駅伝シーズンに向けた新たなコレクション『ADIZERO EKIDEN COLLETION』が発表された。駅伝シーズン真っ只中の学生ランナーだけでなく、市民ランナーにとってもマラソンシーズンの本命シューズを何にするかは悩みどころ。
今回は、記録更新を目指すランナーにとって最適な本コレクションの魅力をお伝えする。
シリアスランナーの走りを後押しする『ADIZERO EKIDEN COLLETION』
これまで国内外のトップランナーたちの記録更新をサポートしてきた『ADIZERO』シリーズ。2024年は秋の学生駅伝で國學院大学が出雲と全日本を連勝するなど、学生ランナーの中でADIZEROシリーズの着用者が増加。区間賞や優勝などの好成績を後押しした。
今回のADIZERO EKIDEN COLLETIONは「集中と情熱」をデザインテーマに、トレーニングからレースまでをカバーする全7種のシューズをラインアップ。とくに最新レーシングモデルの『ADIZERO ADIOS PRO 4』や、オールラウンドモデルの『ADIZERO JAPAN 9』が大きくアップデートされた。
また、本コレクションではシューズだけでなくアパレルも充実しており、シリアスランナーのニーズを満たす高機能ランニングウェアがラインナップ。アディダスのサポート校のチームカラーにインスパイアされたカラー展開となっている。
最新シューズのテクノロジーが搭載された『ADIZERO ADIOS PRO 4』
本コレクションの目玉は、今秋の駅伝で着用者が目立つADIZERO ADIOS PRO 4。エネルギーロスを抑えてハーフマラソンやフルマラソンで別次元の速さを引き出すレーシングモデルである。ミッドソールに5本骨状フルレングスカーボンバーの『ENERGY RODS 2.0』、低密度高反発素材の『LIGHTSTRIKE PRO』を搭載。前作よりも軽量化が図られた。
ADIZERO ADIOS PRO 4は新たに前足部のロッカーポイント構造を採用し、シューズの全長60%の箇所にロッカーポイントを設置することで前方への推進力を生み出す構造となっている。また、アッパーは独自の軽量ストレッチ素材の『LIGHTLOCK』を採用し、柔軟性やフィット感が向上。前方のみに伸縮するメッシュアッパーとシューズ内部のロッキングバンドの組み合わせが高速走行時のブレを防ぐなど、さまざまなアップデートが施されている。
アディダスアスリートの新谷仁美選手などを擁する『TWOLAPS TRACK CLUB』兼『adidas Runners Tokyo』 新田良太郎コーチは、ADIZERO ADIOS PRO 4の良さについて以下のように話す。
「前作のPRO 3は、本命シューズとして2回マラソンで履きましたが、今回のPRO 4は前作よりも『軽さやクッション性が良くなっている』と感じました。駅伝やハーフマラソンでも十分使えると思いますが、クッション性があるので、距離が長ければ長いほどシューズの強みが生かされるんじゃないかなと。マラソンの後半で脚を残しておくのに良いと思います」
また、新田コーチは来年のマラソンでADIZERO ADIOS PRO 4を履く予定だというが、履きこなすコツについて「地面をプッシュするのが重要」と述べた。
「今の厚底シューズは地面をプッシュするとより反発がもらえる感触があります。プッシュできるように普段からドリルに取り組んでシューズの恩恵を受けられるようにしています」
新作を履いた市民ランナーたちの声は?
ADIZERO EKIDEN COLLECTIONの発表と同時に11月より全国各地のランニングチームなどで『ADIZERO』最新モデルを体験する練習会が開催されており、市民ランナーがトレーニングで最新モデルを着用。Runtrip編集部は今回、12月3日に東京・神宮外苑で開催されたRUNNING SCIENCE LABの練習会を取材した。
この日はADIZERO ADIOS PRO 4の試し履きとして、ウォーミングアップや動き作りの後に、各グループに分かれて神宮外苑2周(2.65km)×2〜3本、リカバリー3分のメニューを実施。各グループで大きく離脱するランナーはおらず、「反発が凄い!」や「フィット感が良い!」といった多くの好評の声が聞かれた。
マラソンPB2時間46分の小坂さんは「12月のマラソンで使うかどうか悩むぐらい……」と、このシューズの良さを挙げる。
「これまで他ブランドのシューズをレースで履いていましたが、PRO4はより軽くなったと聞いて今回参加しました。アッパーがとてもフィットしていて、今日はビルドアップでも楽に走れました。12月のマラソンでぶっつけ本番で使うかどうか。EVO1もそうですが、アディダス着用者の好記録が続いているので『アディダスのシューズは良いのかな』と思っています」
大阪国際女子マラソン出場に必要な“サブ3時間7分”を目指すアディダスシューズユーザーの谷ちゃんさん。このシューズの印象を以下のように語った。
「前作も履いていましたが、PRO 4は紐が締めやすくなっていてさらにフィット感が良くなったと思います。実は、この練習会の前にPRO 4の発売後すぐに購入したんです! 大阪国際女子の標準まであと2分更新するだけなんですが、各1kmで3秒ずつこのシューズをどうにかしてくれないかな、と思っています(笑)」
スーパーシューズ未経験ランナーにも好評
ADIZERO ADIOS PRO 4などのスーパーシューズは「サブ3や国際レース出場者といった上級者しか履きこなせない」と思うかもしれない。しかし、サブ3.5や3時間45分を目指すスーパーシューズ未経験ランナーにとっても今回の体験は魅力的に映ったようだ。
来年の名古屋ウィメンズマラソンで3時間45分を目標に走る坪さんは、今回の練習会の2日前にマラソンを走ったばかり。
「マラソンの筋肉痛で走りにくいはずなのにPRO 4はとても弾んで楽でした。こういうシューズは、サブ3前後じゃないと履きこなせないわけでもないと感じたのでぜひ履きたいですね」と、筋肉痛の不安を一蹴するような性能の高さを挙げた。
「山中教授の3時間22分06秒の記録を抜きたい」と意気込むマラソンPB3時間23分の梶原さんは「ADIZERO SL2で1km5分ちょっとぐらいの感覚が、PRO 4を履くと4分30秒ぐらい」と驚きを隠せない表情。
「スーパーシューズをレースで試したことがないんですが、PRO 4は弾み方、脚の進み方、気持ち良さはすごく良いと感じました。いつもマラソンでは35km以降にペースが落ちてしまうので、シューズの力を借りた方が良いのかなと。次は別大(別府大分毎日マラソン)で履くかもしれません」
シリアスランナーからスーパーシューズ未経験者まで、幅広いレベルに最適なADIZERO ADIOS PRO 4。着用者としては、池田耀平選手(Kao)が今秋のベルリンマラソンで2時間05分12秒の日本歴代2位で6位に入っているが、少なくとも今回の練習会に参加したマラソンサブ4までであれば、レベルを問わず本命レースにおすすめのシューズだといえそうだ。
TWOLAPS TRACK CLUB 監修協力 「adidas ADIZERO EKIDEN SPEED SESSION」
『TWOLAPS TRACK CLUB』協力のもと、ADIZERO最新モデルの各モデルに合わせた練習プログラムを特別に作成。このプログラムを『adidas ADIZERO EKIDEN SPEED SESSION』として、全国8都市(東京、大阪、広島、京都、名古屋、福岡、仙台、沖縄)で11月27日から2025年1月26日まで約2か月間展開される。
参加料は無料で、一般ランナーも個人で参加可能だ。さらに、本プログラムでは参加者がADIZERO最新モデルを着用可能。シューズに足を入れて魅力を体感できる。
ADIZEROシリーズを着用できるこの機会に、セッションへ参加して各モデルの魅力を体感してみてはいかがだろうか。
▼申し込みサイト(e-Moshicom)▼
ADIZERO EKIDEN COLLECTION
1. ADIZERO ADIOS PRO 4
・価格:¥28,600(税込)
2. ADIZERO JAPAN 9
・価格:¥17,600(税込)
3. ADIZERO TAKUMI SEN 10
・価格:¥22,000(税込)
4. ADIZERO BOSTON 12
・価格:¥18,700(税込)
5. ADIZERO PRIME X 2.0 STRUNG
・価格:¥39,600(税込)
6. ADIZERO SL2
・価格:¥14,300(税込)
7. ADIZERO DURAMO SPEED 2
・価格:¥9,900(税込)
8. 各種アパレル・ランニングウェア
【アパレル展開】
・ランニングジャケット ¥19,800(税込)
・ランニングパンツ ¥13,200(税込)
・長袖Tシャツ ¥8,250(税込)
・ランニングショーツ ¥8,250(税込)
▼コレクション詳細はこちら▼
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(文:河原井司/ 写真:松崎竜也)
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