【HOKA(ホカ)】安定感抜群のスタビリティモデル『GAVIOTA 5』は隠れた神シューズ!?
Jul 01, 2024 / SHOES
Jul 02, 2024 Updated
厚底クッショニングシューズで数々の人気モデルを展開してきたHOKA(ホカ)。その中から今回はスタビリティタイプのデイリートレーナーシューズ『GAVIOTA 5(ガビオタ 5)』を紹介。こちらを自身も愛用しているRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんが解説します。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
隠れたホカの名品!? シューズアドバイザーも“神シューズ”と絶賛
大森:今回はホカの『GAVIOTA 5』を紹介しますが、あまり聞き慣れないという方もいるのではないでしょうか。ホカのデイリートレーナーの中で、こちらはスタビリティモデルとして位置づけられているシューズです。
藤原:持っている人は少ないかもしれませんね。ぜひとも紹介したいと思っていたシューズです。
大森:本シューズは“神シューズ”との噂を耳にしましたが……。
藤原:イメージとしては海外の体格の大きいランナーに好まれる、安定性の高いガッチリとしたシューズだと思います。
大森:重量は28.0cmで310gとなっていますね。
藤原:数値を見ると重さを感じそうですが、履いてみると非常に軽く感じます。まるで『RINCON 3』の安定性を高めたシューズかと感じるほど錯覚してしまいます。
大森:それはすごいですね。
『H-Frame』によって、さらなる安定性を実現
藤原:本シューズのポイントは、同じスタビリティモデルの『ARAHI 7』が『J-Frame』というソールを“J”の形状で覆うパーツを配しているのに対し、こちらは“H”の形状となっている『H-Frame』を採用した点です。ARAHI 7よりも広い面積のパーツであり、外側に張り出すよう設計されているため、さらに安定感を高めます。着地した時に絶対的な安定感をもたらしてくれますね。
大森:本当に安定感がありそうなミッドソールのボリュームですね。
藤原:ワイドプラットフォームで、ホカの中ではラスト(足型)も広くなっています。『CLIFTON 9』でワイドモデルを使っている人は、こちらのシューズも合うと思います。
大森:これだけプラットフォームが広いと誰でも履けそうですね。
藤原:H-Frameのポイントは内側だけでなく、外側も硬度がしっかりあるので、足が外側に力が逃げてしまうランナーにもピッタリだと思います。
大森:膝の痛みが気になる方にも良さそうですね。
誰でも使えるホカらしさ溢れる一足
大森:どんなランナーにおすすめですか。
藤原:まずは『BONDI』シリーズを履いたことがある方には使ってほしいですね。
大森:『BONDI 8』との違いはどんな点でしょうか。
藤原:ボンダイは普段履きのスニーカーとしてもおすすめできる、ホカの代表的なモデルです。GAVIOTA 5も普段履きとしてピッタリですが、よりランニングに向いている一足だと思います。LSD(ゆっくりとしたペースで長く走るトレーニング法)で履くとすごく気持ちよいです。実際にホカと契約するアスリート・鎧坂哲哉選手(旭化成)も本シューズをジョグで履いているようです。アスリートもスロージョグやリカバリーで使いたくなる一足なのですね。
大森:LSDに使いやすいっていうのは良いですし、ウルトラマラソン(42.195km以上の距離を走るレース)にも合いそうですね。
藤原:すごく良いと思いますよ。
大森:今まで注目されなかったのが不思議なくらいですね。
藤原:これまではCLIFTONやBONDIに隠れて、日の目を見てこなかったかもしれません。ただ、これぞ厚底の先駆者のホカが打ち出してほしいスタイルのシューズだと思います。
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これから注目度が高まりそうなホカのスタビリティシューズ『GAVIOTA 5』。ホカ好きの方はもちろん、LSDなどゆっくり走るときのシューズを探している方は、1度試してみてはいかがでしょうか。
詳細情報
ホカ|GAVIOTA 5
・価格:¥27,500(税込)
商品ページはこちら
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藤原 岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
FS☆RUNNINGオフィシャルサイト