On『Cloudrunner 3 Max』徹底レビュー!2層ミッドソールが生む“快適な安定感”
Aug 19, 2026 / SHOES
Aug 19, 2026 Updated

ランニングを始めたばかりの方や、長い距離を安心して走りたい方にとって、シューズの安定感は大切なポイントです。一方、従来のスタビリティシューズには「硬い」「重い」といった印象を持つ方も少なくありません。
そんなイメージを変える一足として、On(オン)の『Cloudrunner』シリーズに『Cloudrunner 3 Max』が加わりました。
こちらの記事では本作の特徴について、シューズアドバイザーの藤原岳久さんに解説していただきました。
『Cloudrunner 3』との違いは“安定感の高さ”

『Cloudrunner』シリーズは、Onのなかでも安定感を重視したデイリートレーナーです。『Cloudrunner 3』も広い接地面やヒールクリップを備えていますが、本作はさらにサポート力とクッション性を高めています。
藤原さんは両者の違いをアシックスのスタビリティシューズに例え、「『Cloudrunner 3』が『GT-2000』なら、『Cloudrunner 3 Max』は『GEL-KAYANO』に近い関係です」と説明します。
軽快さを重視するなら『Cloudrunner 3』、より高い安定感を求めるなら『Cloudrunner 3 Max』がおすすめです。
外付けヒールクリップと高めのサイドウォール

安定感を支えているのが、かかと周りの構造です。
外付けのヒールクリップが備えられ、内側には強度のある芯が入っています。加えて、ソールのサイドウォールを高くすることで、着地時の足の横ブレを抑えています。
前足部には、ゆるやかなロッカー形状を採用。ソールの幅を広く取ることで接地面積が増え、安定した足運びにつながっています。
藤原さんは「足元に一枚の板があるような、しっかりとした安定感があります」と話します。
2層フォームが変えた、スタビリティの常識

本作でもっとも注目したいのが、異なる素材を重ねた2層構造のミッドソールです。
足に近い上層には、Onのレーシングシューズにも使われている『Helion™ HFハイパーフォーム』を採用。ソフトなクッション性と反発性をもたらします。下層には耐久性と安定性に優れた『Helion™フォーム』を配置し、着地時の沈み込みや横ブレを抑えます。
従来のスタビリティシューズでは、ミッドソールの内側を硬くして足の動きをコントロールする構造が一般的でした。本作は下層で安定性を確保しながら、上層をやわらかくすることで、サポート特有の硬さを感じさせない乗り心地に仕上げています。
藤原さんはこのアプローチを「スタビリティ2.0」「コンフォートスタビリティ」と表現。「安定感があるのに、その硬さや重さを履き心地では感じにくくしています」と評価します。
ロングランや疲労がある日のジョグにもおすすめ

本作は、ランニングを始める方の1足目から、走り込んでいるランナーのロングラン用シューズまで幅広い用途で活用できます。
とくに、着地時に足元が内側へ倒れ込みやすいと感じる方、長い距離を走ることに不安がある方、体格が大きく強いサポートを求める方に向いています。疲労が蓄積している日のリカバリーランで、足元の安定感を優先したい場合でも選びやすいでしょう。
ただし、軽さや弾む感覚を重視する方は、重量が気になるかもしれません。スピード練習よりも、ゆっくりとしたジョグやロングランで力を発揮するモデルです。
藤原さんは「ふわふわと大きく弾むシューズではありませんが、安定感と乗り心地のバランスが取れています。ロングランや、少し疲れている日のジョグでも使いやすいですね」と語ります。
初めてのランニングシューズを探している方はもちろん、これまでのスタビリティシューズではサポート力が物足りないと感じている方も、ぜひ足を入れてみてください。
詳細情報
On|Cloudrunner 3 Max

・価格:¥24,200(税込)
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長、販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993年)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





