綺麗は末端に宿る……ランナーが特に気にしたい「唇のケア」
May 17, 2019 / BEAUTY
May 17, 2019 Updated
こんにちは! スポーツビューティアドバイザーの橋本ワコです。
最新ウェアのスタイリングやUVケア、スポーツメイクアップに関して、紹介していきます。
夏に近づき、紫外線の強さは急上昇! トップアスリートも「この時期の紫外線対策は抜かりなく!」と専門医から指導されているようです。シミや日焼けから肌を守る『美容』の面は勿論のこと、紫外線ケアを行うことでトレーニング後のダメージを抑え、より高みを目指すことができると、選手自身も実感しています。肌は身体の一部。自分の身体の管理に留意することが当たり前の時代になってきました。
最近は「紫外線ケアしているよ」という男性も増えてきたと思います。特に、顔をケアしている人は多いですよね。顔の中でも、ひときわ気にしていただきたいのが『唇』! 唇はメラニン色素が少ないため、紫外線の影響を受けやすい部位なのです。レース中、日焼けによって唇が腫れたり、乾燥して血が出たり、皮がむけたりすると、栄養補給に支障をきたし、記録を伸ばしにくくなるかもしれません。
今回は『唇』の紫外線ケアについて、ご紹介させていただきます。
「あ!この人キレイ」と思うポイント、それは『末端』にあると私は思います。髪、指先、足先、歯など。顔の末端の一つである『唇』をケアすることで、『キレイ』にランニングを楽しみましょう!
ニューカマー登場! 一歩先行く唇のための『化粧水』
私がお薦めしたいのは、唇のための『化粧水』です。最近のコスメ業界でもニューカマーのアイテムかもしれません。唇にはリップクリームだけでOKと思いこんでしまいますが、唇も肌と同じように、みずみずしく整え、コンディションを保つ必要があります。
私が使っているのは、THREEのリップローションです。唇のクレンジングとしても、単独で美容液としても使えるマルチなケア用品。
コットンやティッシュなどに数滴たらして唇を優しくパッティングすると、キメが整ってくるので、リップクリームや口紅もスムーズに乗ってくれます。これで準備は万端です。
屋外では日焼け止め効果があるリップクリームを!
次に、ランニング前のリップクリームの選び方と塗り方です。
屋外では、日焼け止め効果のないリップクリームはNGです!
最近はドラッグストアでも目にすることが多くなった日焼け止め効果があるリップクリーム。屋外に出る場合には、SPF10/PA+などの表示があるリップクリームをセレクトしましょう。
ここでご紹介する『Hemere』は、SPF32/PA+++のUVバリアコート機能があります。さらに、私のお薦めポイントは、気温が高くなっても溶けにくいこと! 先端が斜めの形状なので、走っている最中でも塗りやすい!
リップクリームの塗り方のコツ
では、次に塗り方です。ただ塗ればいいってものではありません。唇って縦にシワが入っていますよね。この縦シワに沿うように、縦にリップクリームを置いていくイメージで、唇全体に塗っていきます。最後に横移動させて、全体になじませましょう。日焼け止めクリームと同じように、2~3時間ごとに塗り直すことをお忘れなく。
女性には、こんなタイプも使えます!
私はレースに出る時、リップクリームを持参しますが、最近は塗りやすい形状で日焼け止め効果があるグロスタイプも発売されています。
こちらは、『リップトリートメント』と表記されていますが、ちゃんとSPF20/PA++のUVカット。先が“くの字”になっているので、走りながらでも塗りやすい! 唇に潤いがあると、走っている最中もゴールした瞬間も『キレイ』でいられます。モチベーションもアップしますよね。
ここからが肝! 最後のケアは?
走った後は、優しくクレンジングしましょう。ここからがポイントです! 日焼け止め効果がないリップクリームで最後にケアしてください。ワセリンは値段も安く、肌などにも使えるのでお薦めです。
こちらの『humanoil』は、皮脂に着目した、赤ちゃんも使えるオイル。肌の保湿は勿論、髪のケアにも使え、1本あると便利です。
唇のキメが整っていると、周りの人からの印象もよく、自分自身も気持ちがいいもの。潤いある唇を大切に! そして、楽しさ無限大のラントリップを!
・参考記事
(写真 Eliana)