上田瑠偉さんの足底腱膜炎との付き合い方とは トップアスリートから学ぶ「けがとの向き合い方〜足底筋膜炎〜」

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トップアスリートから学ぶ「けがとの向き合い方〜足底筋膜炎〜」。今回はスポーツMC・岡田拓海さんとともに、プロ山岳ランナー・上田瑠偉さんに足底筋膜炎とどのように向き合い改善へとつなげてきたのか、お話を伺いました。

20年以上の競技人生で初めて経験した『足底筋膜炎』

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プロ山岳ランナー・上田瑠偉さん

かかとから足指の付け根にかけて足裏に強い痛みが出る『足底筋膜炎』。体重や踏み込みの衝撃によって立体的に湾曲している足裏のアーチが過剰に伸ばされ、足裏に張っている腱組織・足底筋膜が引っ張られることが原因だといわれています。

上田さんは20年以上にわたって陸上競技に取り組んできた中で、2023年に初めて『足底筋膜炎』を発症したとのこと。発症の背景については、同年6月に海外で起きたマウンテンバイクの事故が影響している可能性があると振り返ります。全身にけがを負った事故後に手術を受け、しばらく腕をうまく振れない状態が続いていたとのこと。

身体全体のバランスが崩れ、その影響が足裏にも及んだのではないかと上田さん。『足底筋膜炎』の症状は軽いものではなく、ウォーミングアップの段階から足裏に痛みがありレース中もスピードを上げられない状態だったと振り返ります。

痛みを抑えるためにステロイド注射を打つことで一時的に症状が緩和することはあったものの、数か月ごとに再発を繰り返し、結果として上田さんは約1年にわたり『足底筋膜炎』と向き合うことになったのです。

足裏の感覚を養うベアフットシューズとの出会い

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『足底筋膜炎』に悩む上田さんの転機になったのは、2024年の終わり頃にベアフットシューズブランド『VIVOBAREFOOT』との出会い。

『VIVOBAREFOOT』のベアフットシューズはつま先がゆるやかな半円状となっており、足指周りに余裕があるため「足の指を動かしやすく、足本来の感覚で歩ける」と上田さん。また厚底化が進む近年のランニングシューズとは異なりミッドソールが薄く設計されているため、路面の石やわずかな段差といった刺激を足裏ではっきりと感じられ、足の感覚が目覚めていくように感じたといいます。あわせて上田さんは『VIVOBAREFOOT』が提供する足裏機能の改善を目的としたエクササイズをほぼ毎日続けるようになったとのこと。

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VIVOBAREFOOT『PRIMUS FLOW』(出展:vivobarefoot.co.jp)

ベアフットシューズを履き始めた当初は薄底のシューズゆえに足裏の痛みを感じることもあり、足指をうまく動かせず教わったエクササイズをほとんどできなかったといいます。しかし着用やエクササイズを継続していくうちに足指の可動域が以前より拡大したことを実感。地面をしっかりとつかむ感覚が養われていったことで、蹴り出しの瞬発力や推進力にもつながっていったのではないかと上田さんは語ります。

とくに路面状況が刻々と変わるトレイルランニングにおいては、足裏の感覚が重要だと感じているそう。上田さんは「足裏の感覚が鈍い状態では路面のわずかな傾きにも対応できず、知らないうちにけがにつながることがある。一方で足裏の感覚を養えば路面の変化に対応しやすくなる」といいます。

上田さんが日常的に取り入れているエクササイズ『TOE-GA』とは

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上田さんは運動後のマッサージやケアも大切だとする一方で、日常的に足裏を鍛えることで『足底筋膜炎』を克服できたといいます。『VIVOBAREFOOT』が提供するエクササイズの中で『足底筋膜炎』に悩む人に向けた動きとして上田さんが紹介するのが、親指と小指を地面につけ、そこから残りの指を地面に下ろしていく『TOE-GA(トーガ)』です。

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『TOE-GA』に取り組み始めた当初は足指が自由に動かず、とくに小指を広げることが難しかったと上田さん。しかし足の甲にある指の付け根の奥周辺をマッサージし刺激を入れることで、これまで使われていなかった筋肉の存在を意識できるようになり、足指を少しずつ動かせるようになっていったと話します。

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エクササイズに加え、身体に刺激を入れる目的で日常生活のほとんどに『VIVOBAREFOOT』のベアフットシューズを取り入れているという上田さん。日常での着用のほか、ゆっくりと走るトレーニング、トレーニング量を落としていく試合前の調整期の朝の散歩などでも着用していると話します。

現在はステロイド注射を打つこともなくなり、100kmのレースを走っても足裏に痛みが出ない状態にまで回復したといいます。

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日頃から『VIVOBAREFOOT』のベアフットシューズを着用してきた上田さん。2025年夏にはVivobarefoot Japanブランドアンバサダーに就任しました。足裏からコンディショニングに努める上田さんの取り組みは、『足底筋膜炎』に悩むランナーの参考になることは間違いありません。

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