ライバルフライ4、フューエルセルレベルv5……スポーツ店員が選ぶ「2025年ベストシューズ」は?

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(左から)長谷川朋加さん、山田さん、兼子さん

日頃から最新のランニングアイテムに触れているスーパースポーツゼビオ・Victoriaの店員の方々。本企画「Victoria名物スポーツナビゲーター!至極の1品」では、ランニング業界の最前線を知る店員さんが自腹で購入して本気で良かったとおすすめするアイテムを、日本一走るアナウンサー・長谷川朋加さんが伺います。

お話を伺ったのはスーパースポーツヴィクトリア 足立青井店の兼子さん、スーパースポーツヴィクトリア 池袋サンシャインシティ店の山田さん。今回は「2025年ベストシューズ編」と題し、数々のレースに出走する2人が「今年履いて良かったシューズ」「今シーズン、レースで履く予定のシューズ」「来年履いてみたいシューズ」の3つのテーマで、実戦で使えるシューズを紹介します。

今年履いて良かったシューズ

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山田さんが今年履いて良かったシューズとして紹介したのが、ナイキ『ズーム ライバル フライ 4』。ミッドソール素材・Cushlon 3.0フォームに、前足部のAir Zoomユニットを組み合わせ反発性を確保。中足部にはシャンクとして機能する素材を搭載することでねじれを抑制し、安定性も高められています。

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山田さんは本作をトレッドミルでのインターバル走トレーニングにて愛用。「平日は朝に走って仕事へ行き、帰宅後の夜にトレッドミルでインターバル走をすることが多いです。このシューズはクッションが薄く、かつ感触が硬めなので、自分の足で走れる感覚を身につけられます」と説明。

具体的には1kmを2分55秒から2分50秒で5本ほど走るメニューで本作を着用していると話す山田さん。「(自分の足で走る感覚を養えると)レースで厚底レーシングシューズを履いたとき、足が勝手に進むような感覚が得られる」とのこと。

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また耐久性・汎用性の高さも魅力で、山田さんはランニング後のスクワットといった筋力トレーニングにも活用。「接地面がフラットな作りなので、筋トレ系の運動でもブレずに使える」と、多目的に使える相棒として欠かせない存在になっています。

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兼子さんが今年履いて良かったシューズとして挙げたのは、ニューバランス『FuelCell Rebel v5』。「本当に使いやすく、大体の練習はこれで済みます」と絶賛する本作。「前作よりもミッドソールの厚みが増したことで、クッション性が向上。ジョギングから速めのテンポアップ走まで使えます」とコメントしています。

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兼子さんがとくに評価しているのがアウトソールのグリップ性能。「フルマラソンでも使いましたが、当日は大雨のレースでした。ただ濡れた路面でも滑らず、安心して走ることができました」と、悪天候でも信頼できる性能を証明。すでに2足目を購入するほど、練習からレースまで愛用しているシューズです。

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またランニング時のペースの対応幅も魅力のひとつ。「ゆっくりだと5:30/kmか、それより遅くても使えます。速く走るときは5:00/kmを切るくらい、インターバル走では4:00/kmくらいでも使えます」と、幅広いペース帯に対応する万能性を高く評価しています。

今シーズン、レースで履く予定のシューズ

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山田さんが今シーズンのレースで履く予定のシューズは、ナイキ『アルファフライ 3』。実は2025年に開催されたつくばマラソンでは自己ベストとなる2時間22分16秒を記録した山田さん。「今まで(『アルファフライ 3』は)反発が強すぎて自分では使えないと感じていましたが、つくばマラソンで自己ベストを更新できたので、次のレース・東京マラソンでは本作を履きたいです」と決意を語ります。

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このシューズを履きこなすため、山田さんはお尻周りや体幹の筋力強化に取り組み、ジョギングの量も増やして足作りを実施。「シューズに負けない体作り、しっかり対応できる体作りをして、東京マラソンでは自己ベスト更新を目指します」と、万全の準備で3月の東京マラソンに臨む予定です。

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2025年に出走したハーフマラソンで自己ベストを3分も更新し、1時間35分28秒を記録した兼子さん。今シーズンのレースで履く予定のシューズとして選んだのが、ニューバランス『FuelCell SuperComp Elite v5』です。

前作も着用していた兼子さん。「前作は接地時の感覚が少し柔らかく、地面からのレスポンスが遅いと感じ、レースではあまり使ってこなかった」と振り返ります。しかし本作では「柔らかさや沈み込みが少なくなり、これは使えると思いました」と好感触だったそう。

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本作を実戦投入したハーフマラソンでは見事に結果を残し、前述した自己ベストを更新。「感覚よく走れてベストも更新できたので、フルマラソンでも着用しようと思っています」と、レースシューズとしての信頼を確立しています。

兼子さんとくに評価しているのが安定性。「私は中足部~かかとから接地するタイプですが、本作はかかとから接地してもブレが少ない。他のレースシューズだと不安定さを感じることもありますが、このシューズだと安心して履けます」とコメント。厚底レーシングシューズでありながら、さまざまな走法のランナーにおすすめできるシューズでしょう。

来年履いてみたいシューズ

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来年履いてみたいシューズとして、山田さんが挙げたのはアディダス『ADIZERO EVO SL WOVEN』。大人気モデル『ADIZERO EVO SL(以下、EVO SL)』がアップデートされ、アッパーがウーブン素材に変更。また足の甲・中足部のサポート素材も強化され、安定感が高まっています。

「『EVO SL』もトレーニングで使っていますが、テンポ良く走れて良い反面、アッパーの作りが緩く、靴擦れを起こしたこともありました。ただ本作のアッパーはフィット感がすごく良かったです。30~40kmの距離走で使ってみたい」と期待を寄せています。

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また扱いやすさも魅力の本作は、軽いジョギングからインターバル走まで対応可能であると山田さん。「カーボンプレートを搭載したシューズが苦手な方や、レース後半に失速しがちな方にもおすすめ。ペースをコントロールしながら走るのに適したシューズです」と、幅広いランナーに勧められる1足だと語っています。

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兼子さんが来年履いてみたいシューズとして選んだのは、アシックス『MAGIC SPEED 5』。「前作と大きく変わったのが、ミッドソール上層部に『FF LEAP』が搭載されたこと。前作よりも少し柔らかさが出ています」と変更点を説明します。

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前作からミッドソールが薄くなり、かつ素材が柔らかくなったことで接地感は向上。また「大きな変更点は軽さ。重量は約196g(27cm)であり、手に持った瞬間にびっくりする軽さ。足回りがすごく良くなります」と、大幅なアップデートを体感できるシューズだと評価しています。

「レースシューズで迷っている方、厚底レーシングシューズ『METASPEED』シリーズだと不安がある方におすすめ。アーチ部分のサポート感もあり、後半も足が楽になると思います」と兼子さんはコメント。自身も「インターバル走などで使ってみて、調子が良ければレースシューズとしても考えたい」と、2026年シーズンへの期待を語っています。

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今回紹介したシューズはスーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店ほか各店舗で展開中(※ナイキ アルファフライ3はスーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店のみ。ニューバランス FuelCell SuperComp Elite v5はスーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店、ヴィクトリア新宿店のみの取り扱い)。初売りイベントも予定されているので、新年のお買い物を楽しみたいランナーは足を運んでみてはいかがでしょうか(※一部、休館日のある店舗もございます。営業状況は各店舗の公式サイト等をご確認ください)。

詳細情報

ナイキ|エア ズーム ライバルフライ 4

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価格:¥11,000(税込)

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ニューバランス|FuelCell Rebel v5

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価格:¥16,940(税込)

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ナイキ|アルファフライ 3

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価格:¥40,480(税込)

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ニューバランス|FuelCell SuperComp Elite v5

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価格:¥29,700(税込)

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アディダス|ADIZERO EVO SL WOVEN

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価格:¥19,800(税込)

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アシックス|MAGIC SPEED 5

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価格:¥19,800(税込)

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【動画からご覧の方はこちら】

撮影店舗

スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店

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住所:東京都千代田区神田小川町3-6
・TEL:03-3233-1861
営業時間:平日・土曜 11:00~20:00/ 日曜・祝日 11:00~19:30

【公式サイト・SNS】

スーパーゼビオ東京御茶ノ水本店公式サイト
スーパーゼビオ東京御茶ノ水本店Instagram
スーパーゼビオ東京御茶ノ水本店公式Facebook

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