HOKA『Rocket X 3』前作から大幅アップデート! 扱いやすさが魅力のカーボンシューズ

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クッション性に優れたシューズを数多く展開するHOKA(ホカ)において、自己記録を目指すランナーに向けたレーシングシューズカテゴリーの先陣を切ってきた『Rocket X 』シリーズが大幅にアップデート。

シリーズ3作目となる『Rocket X 3』はどのような進化を遂げたのか、Runtripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんの解説とともにご紹介します。ホカユーザーのみならず、新たにレーシングシューズを探している方は必見です!

軽量化、反発性、フィット感など……あらゆる面で大幅進化

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2019年5月に『CARBON X(カーボンエックス)』から始まったホカのカーボンプレート入りレーシングシューズ。そこから、ブランドが持つ数々のテクノロジーを注ぎ込んで進化を遂げてきた『Rocket  X』シリーズも3作目、その第一印象を藤原さんは「非常に履きやすくて、扱いやすいシューズ。他ブランドのレーシングシューズと比較しても、十分ランナーに選んでもらえるシューズ」と語ります。

前作から大きくアップデートした『Rocket X 3』。高反発のミッドソールフォームはそのままに、前足部にはさらに反発性を高める素材を搭載した2層構造を形成。カーボンプレートは新たな『ウィングレット』を搭載することで、より効率的な推進力を生み出します。

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ウィングレットの効果を藤原さんは「着地時から蹴り出す時に外側がキーポイントになりますが、ウイング状のプレートにより外から入って、戻していく動きを効果的にしていますね」と語ります。

「スペックも一気に上がった」と藤原さん。重量も前作より軽くなって約227g、ドロップも5mmから7mmへ変更されました。

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アッパーも1層構造のエンジニアードメッシュによって通気性を高め、ヒール部もしっかりめのカウンターが入ることで「レーシングシューズとしては割としっかり感があるけど、そのおかげでフィット感が非常に良い」と藤原さんが語るような仕上がりになっています。

走法を選ばないレーシングシューズ

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走り心地について、藤原さんは「まったくクセがなくスムーズ」と語ります。

「接地感覚があって安定性も高く、蹴り出しも結果的にスムーズ。重量は200gを超えますが、カーボンプレートの剛性も強く、シンプルでありながらしっかりタイムが出せるシューズだと思います」

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CIELO X1 2.0

ホカにはレーシングシューズとして『Cielo X1 2.0』もラインナップされており、その選び方も気になるところ。藤原さんは「Cieloはかなりロッカーを効かせたタイプ。ヒールでついても転がっていく矯正感があって、推進力、バウンドも強いので使いこなせるランナーにはすごく良い」と前置きしたうえで、「Rocket Xの方がバランスは良いので、フルマラソンで3時間前半を狙うランナーあたりから十分使えると思います」と比較します。

「高スペックすぎるレーシングシューズが増えるなか、これは本当に安心して扱えるシューズだと思うので、ぜひ試して欲しいと思います」

価格も前作の35,200円から、30,800円(ともに税込)になったこともうれしいポイント。前作を履いていた方も、新しいレーシングシューズを探しているという方にも試して欲しい1足です。

詳細情報

ホカ|Rocket X 3

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価格:¥30,800(税込)

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【プロフィール】

藤原岳久さん

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FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上

・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)

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