100足以上の下駄を所有!?“下駄トレ”でカーボンシューズを履きこなすM高史さんのスタメン下駄5選
Jan 03, 2026 / SHOES
Jan 03, 2026 Updated

新春の風物詩として多くの人から注目を集める箱根駅伝。テレビ中継を見てランニングへのモチベーションが高くなっている人は多いのではないでしょうか。
また、選手たちが履く注目のランニングシューズを履いて走ってみたい!と思った人も多いはず。駅伝選手たちが使用するカーボンプレートが搭載されたシューズは使いこなすことができればパフォーマンスを発揮できる一方、体の使い方が慣れていないと故障のリスクを伴う諸刃の剣と言えます。
そこで、巷で話題となりつつある『下駄トレ』を発信する、現状打破応援隊長のM高史さんに“スタメン下駄5選”と題して、おすすめの下駄を紹介してもらいました。
【話をうかがった方】
M高史さん:現状打破応援隊長、アスリート芸人。マラソン大会のゲストランナー、MC、各大学の陸上部や駅伝部の取材など幅広く活動。学生時代は駒澤大学の陸上競技部で駅伝主務を経験。一本歯下駄インストラクターS級。
目次
リハビリ中の選手たちに下駄トレを勧めたことから話題に

中学校から大学まで、陸上競技に励む多くの学生選手のもとを訪れて取材を続けるMさん。取材時に選手たちのトレーニングに混ざって走る機会も多いそうですが、以前からけがでリハビリ中の選手の存在が気になっていたそうです。
その際にMさん自身が長年故障予防のために愛用していた一本歯下駄を活用したトレーニングを勧めると、たちまち話題に。今ではけがの予防だけでなく、不安定なカーボンシューズを履きこなすためのトレーニングとしても選手たちから好評になっているとのことです。
ちなみに、歯が1本のみで構成された一本歯下駄の誕生は平安時代。あの源義経も幼少期から修行のために履いていたのだとか。古くから身体能力を磨くために活用されてきた下駄は1,000年以上の時を経た今、Mさんは「プロ野球選手やプロサッカー選手、陸上競技選手など数々のアスリートがトレーニングに活用している」と力説します。
そんなMさんが、下駄トレを普及するために所有しているという下駄の数は100足以上。数ある下駄の中からおすすめの下駄を選びました。
M高史さんが選ぶ!“スタメン下駄”5選
スタメン下駄①|幻の一本歯下駄ROCK

前方に歯が付けられており、履くと前傾姿勢を促される『幻の一本歯下駄ROCK』。足を入れた際の姿勢はまさにカーボンシューズを履いたときの姿勢そのものです。
“ROCK”の名称は「足首をロック」することに由来しているそうで、着地時に足を蹴ってしまう動きを改善できるこちらの下駄。さらに、歯が前方についていることでカーボンシューズのスイートスポットを捉える練習にもなります。
Mさん曰く「陸上部を訪問すると1番人気なのがこの下駄です」とカーボンシューズを使いこなしたい選手やランナーから非常に人気の下駄とのこと。「走力に関わらずカーボンシューズを履いてみたい人にはぜひおすすめ」と語ります。
スタメン下駄②|一点歯下駄KOJIRO

歯の部分が丸みを帯びており、非常にバランスを取るのが難しい下駄。また、台が短くかかとが外に出ることが特徴です。
ランニング時にふくらはぎに力が入る人やシンスプリント、腸脛靭帯炎になる人にはこの下駄がおすすめ。丸みの帯びた歯が回旋を可能にするため、「股関節周りや骨盤周りの可動域を広げるトレーニングもできます」とMさん。
「左右逆に履くこともできて、足の小指と薬指で鼻緒を挟んで履くと指が普段使えていないことや力が入りづらいことが分かります。そういった指を改善することでけが予防できます」
スタメン下駄③|RIPPO

一見、板のように見える形状ですが、側面をよく見ると船のように前方が競り上がっている下駄『RIPPO』。後方の平坦な部分が重心の位置と重なり、重心の真下で着地する感覚を得られます。
カーボンシューズによくある、着地したあとに「カクン」と前に倒れる感覚も前方の傾斜で習得できます。「踏み出すときに蹴ってしまうと下駄が脱げてしまうので、蹴らない走り方を練習できますよ」とMさん。
この下駄を活用した、Mさんイチオシのトレーニングはスキーのジャンパーのように前傾姿勢になることで、坂道でへっぴり腰にならず走れると言います。
スタメン下駄④|縦歯下駄TURTLE

スケート靴のように縦に歯が入っており、左右の動きやバランスを鍛えられるこちらの下駄。前方向への運動が多くを占めるランニング動作の中で、どうしても弱くなる左右のバランス。けがのリスクを抑えるためにもおすすめです。
「お尻の筋肉や中臀筋、内転筋など、カーボンシューズを履く時に安定しておきたいところのスイッチを入れることができます」とMさんは言います。

「この下駄の場合、蹴るような動きをすると漏れなくカクンと倒れそうになります。けがのリハビリをしている人や蹴るクセがある選手が履くとフォームの改善になります」
スタメン下駄⑤|一本歯下駄ProMAX

あらゆる一本歯下駄の特徴がこの1つに集約された最高峰の一本歯下駄。前坪が通常の下駄とは逆に設置されており、足の小指と薬指を挟んで履くスタイルの下駄です。
前方には薬指を入れる穴が設けられており、この穴を活用することでMさん曰く「薬指のスイッチが入る」とのこと。指を動くようにしてあげることで、けがのリスクを減らすことができます。
また、歯が後方にあるため重心の位置を整えることができるように。スマホやPCなどデジタルデバイスを使うことでストレートネックになってしまう、現代人の悩みも解決できます。
「頭は体重の10%ほどあるので、頭が前に出るだけで膝や腰、足への負担が大きくなるんです。この下駄が強制的に重心を整えてくれます」とMさん。
入門におすすめの“ベンチ入り下駄”も紹介

スタメン下駄以外にも紹介したい下駄があるというMさんは“ベンチ入り下駄”として2つの下駄を紹介。
1つ目は入門用としておすすめの『一本歯下駄GETTA』。駒澤大学陸上部の800m・落合晃選手も愛用する下駄です。オーソドックスな一本歯下駄で、かかとをストンと落とす歩き方を習得することでつま先だけでなく足全体で着地できるようになるとのこと。

2つ目はカーブした形状が特徴的な『リカバリー1本歯下駄TOTONOE』。部屋の中でスリッパ代わりに使うこともでき、家事をしながら下駄トレしたい方にはおすすめの下駄です。
近年では非常に反発の強いランニングシューズに注目が集まりますが、使いこなすランナーの体が万全の状態でなければ性能を十分に発揮できません。Mさんは「性能の良い自転車を買ってもタイヤの空気が抜けているとせっかくの性能の高さが発揮されないですよね」と自転車でたとえます。
タイヤに空気を入れることで自転車の乗り心地が快適になるように、ランナーの体もメンテナンスが必須。カーボンシューズを使いこなすために、下駄トレを取り入れてみては?
【動画をご覧の方はこちら】
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