刷新された『ナイキ ACG』トレイルシューズの履き分け方は?アスリートが明かした着用シーン
Jun 09, 2026 / SHOES
Jun 09, 2026 Updated

今年2月、世界的スポーツブランドであるナイキは『ACG(All Conditions Gear)』を刷新し、パフォーマンスアウトドアブランドとして新たなスタートを切った。トレイルランニングがブランドの中心に据えられ、『ナイキ ACG ウルトラフライ』などの新作トレイルシューズが登場した。
競技の第一線で活躍するACGアスリートの日本人選手たちは、どのような印象をもち、どのようにシューズを使い分けているのか。5月末に軽井沢で開催されたACGメディアツアーにて3名のACGアスリートにインタビューを実施した。
ロードシューズの感覚でトレイルを楽しめる「ナイキ ACG ペガサス トレイル」

ナイキ ACGのトレイルシューズはブランド刷新と同時に3つのモデルが登場した。その中でも、トレイルの入門シューズだと言えるモデルが『ナイキ ACG ペガサス トレイル』だ。ロードランニングの定番シューズ『ナイキ ペガサス』のパフォーマンスとトレイルに求められる機能が融合された一足である。
ロードからトレイルランニングに競技の舞台を移行した甲斐大貴選手は、『ナイキ ACG ペガサス トレイル』の自然な履き心地を評価する。

「もともとロードを中心に走っていた自分でも、トレイルで違和感がないシューズですね。練習でよく使うんですが、ロードでもトレイルでも履き替えることなく走れます。もちろんクロカンでも使えるので、どこでも使える万能シューズ。履いた感触も重すぎず、しっかりとラグがあるのでトレーニングの中心にこのシューズを置いています」
また、『ACG ペガサス トレイル』を一番好きなシューズと推すのが髙村貴子選手だ。髙村選手は「『ナイキ ペガサス』と同じ感覚で走れるのがとても好き」と明かし、その理由について「昨年下りの感覚が良くなかった時に『ペガサストレイル』を履いたら、感覚が一瞬で戻ったんです。自分の足で走らせてくれる良いシューズ」と熱弁する。

小笠原光研選手も「『ナイキ ペガサス』と変わらない感覚で走れるので、トレイル初心者にもおすすめ」だと言い、トレイルシューズ特有のアウトソールの減りに着目し「耐久性も高いので練習におすすめな1足です」とコメントする。
ロードの技術が反映されたスーパーシューズ「ナイキ ACG ウルトラフライ」

一方、ナイキがロードランニングの世界で1分1秒のタイム短縮のために蓄積してきた業界最高峰のテクノロジーを搭載したトレイル特化型のスーパーシューズが『ナイキ ACG ウルトラフライ』だ。このシューズは『ヴェイパーフライ』などのレーシングシューズと同様に、ズームX フォーム、独自のカーボンファイバー フライプレートを採用している。アスリートの声を聞きながら密に連携し、トレイルの過酷な環境下でもパフォーマンスを発揮できるよう開発された1足だ。
このシューズが「ACGアスリート加入の決め手となった」と振り返るのは、小笠原選手。「ACGアスリートのメンバーになるか検討していたときにこのシューズに足を通して、とても画期的だと思いました。カーボンプレートが入っているので反発力も大きいし、アウトソールも『Vibram LITEBASE』を採用しているので滑りづらい」と評価する。「レースはこれを履いています」と、まさに勝負シューズとして活用していることを明かした。

髙村選手は「初めて見たときに、これで山に行きたいと心から思えたシューズ」と好印象を抱いたとのこと。「『本当にトレイルシューズ?』と疑うくらいロードシューズの感覚で走れる1足」と反発性の大きさ、従来のトレイルシューズとの違いを表現する。甲斐選手も「『ウルトラフライ』は走れるトレイルでガンガンスピードを出せる」と感想を漏らし、6月下旬に迫った100マイルレース『ウェスタンステイツ・エンデュランスラン』でレースシューズとして使いたいという。
過酷な地形を走破するためにつくられた「ナイキ ACG ゼガマ」

『ナイキ ACG ウルトラフライ』が“走れるトレイル”を走破するために開発されたシューズだとすれば、よりテクニカルで過酷な地形を走り切るために開発されたモデルが『ナイキ ACG ゼガマ』である。ズームX フォームをクシュロン 3.0フォームと組み合わせたミッドソールを搭載することで、不整地での安定感とクッショニングを兼ね備えた1足だ。
甲斐選手は「よりテクニカルな難易度の高い路面、地形で使う」と着用シーンを回答。Vibram MEGAGRIPのアウトソールを採用しており、「ソールのラグが深いのでグリップ力があって滑りにくい」という。また、「トレイル初心者で、下りに恐怖感をもっている人は『ゼガマ』がおすすめだと思います」とエリート選手だけでなく、幅広い層にメリットがあるとのこと。

さらに、小笠原選手は『ナイキ ACG ゼガマ』を3足の中で最も使用していると明かし、「安定感があって足作りに合っていますね。心拍数がそんな上がらないような練習やトレイル、クロカンのイージージョグで履いたり、ハイキングでも使ったりします」と語った。
シームレスに使いこなせる『ナイキ ACG ペガサス トレイル』からテクニカルな地形向きの『ナイキ ACG ゼガマ』まで、すべての地形を網羅する『ナイキ ACG』のトレイルシューズ。この夏、トレイルを走る際は目的に合わせた『ナイキ ACG』のトレイルシューズを選んでみてはいかがだろうか。


