23代目『ミズノウエーブライダー』はアメリカの雰囲気漂うデザイン

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こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。

「えっ、これミズノ?」と驚かれるランナーもいるかもしれませんね。ウエアデザインを邪魔しないデニム色はお世辞抜きにカッコイイ! ド派手なTシャツと合わせよう。

今回は、デザインが一新された『ミズノウェーブライダー23』をご紹介しましょう。
このシューズには、23代続くシリーズならではの作り上げられた “無駄のなさ”、肩の力が抜けた “シンプルさ”があります 。進化したその魅力をお伝えします。

23代目の進化。ミズノウエーブはやわらかと硬さの融合

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ミズノクラウドウエーブは、ミッドソールに必要なクッションと安定感のバランス感そのものだと言えます。

ミッドソールには、クッションと安定感という、言い換えれば、 “やらかくて” 、 “硬い” という正反対の要素が求められるわけです。その相反の特性を見事に両立させたミズノウェーブには、23代続く年輪を感じます。

シューズが接地する時間って、0.2~0.3秒なんです。その一瞬で、評価が決まってしまうんですよね。
以前のミズノウエーブに対する一般的な評価、 “プラスティック感のある硬い感じ” は、“かたくてやわらかい良い感じ” に変わっています。「以前使ってみたけど……」という方も、こちらの23代目は心配無用と言えますね。

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トラディショナルと言われるソール構造のシューズです。最大の12mmドロップのソールは、どんなランナーも接地時間が短くなりやすい典型的な坂道構造。地面を捉えている感じのライド感はさすがです。

着地時の足の外側へのサポート感がある数少ないシューズ。オーバープロネイター(過回内)のランナーにはちょっと物足りないですが、O脚気味のランナーなど、ウェーブライダーを必要とするランナーは少なくないはず。

アメリカの香り漂うアッパーデザイン

「23代目『ミズノウエーブライダー』はアメリカの雰囲気漂うデザイン」の画像ランニングシューズデザインの聖地・ポートランドで生まれたアメリカの雰囲気が漂う良いデザインです。デザインが主張しすぎない分、ウエアに気を配ることもできますし、ド派手なTシャツやパンツを合わせたい感じです。

ソールユニットに大きな変更点はありませんが、アッパーはエンジニアードメッシュで、特に足回りから先には縫い目が全くないシームレスアッパー。足あたりもいいです。足幅が気になるランナーにオススメ。甲まわりとヒールカップはしっかりと掴んでくれます。いつものミズノの安心感があるフィット感ですね。

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幅に違和感があるというランナーには、『ウエーブライダーウエーブニット3』が発売されています。アッパーがウエーブニットでニット素材になっているので幅面の圧迫が少なく、オススメですね。

ウエーブライダー23は、デイリートレーナー(トレーニングシューズ)カテゴリーのシューズです。デイリートレーナーというのは、履くランナーや履くシーンを選ばないサポート感のあるシューズのこと。

わたしは、ポイント練習のウォーミングアップやアクティブレスト(積極的休養)、LSDと、オールラウンドに使っています。シンプルなデザインで合わせやすく、本物志向のランナーの方にも、こちらを試したことがないというあなたにも、ぜひオススメしたいですね。

ウエーブライダー23

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・価格:12,900円(税抜)
・ドロップ:12mm
・アッパー:エンジニアードアッパーが高いフィット感と通気性を達成
・ミッドソール:ミズノクラウドウエーブが、独特なスプリングライドを演出
・アウトソール:ソール屈曲性を向上、着地から蹴り出しまでがよりスムーズに

(写真 河原井司)

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