日本未発売のナイキ・トレイル用『ズームワイルドホース5』の履き心地は

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みなさん、こんにちは。シューズアドバイザー藤原です。今回は、ナイキズームワイルドホース5をご紹介します。

Look at that! What a nice color shoes!   みて!何、あのシューズのカラーリング!

まず、この見た目に惹かれない人はいませんよね。先日、湘南平のトレイルイベントで履いたところ、参加者の方に「どこで買えるんですか?」って聞かれましたよ。しかし、残念ながらこのモデルは日本未発売……。
今シーズン、ズームペガサス36トレイルという人気の品番 “ペガサス” のトレイルシューズが発売されましたね。日本では、4mmドロップのナチュラルライン、ズームテラカイガー5のラインナップが未展開となっているのが、非常に残念……。

そして、もっと残念なのは、本国のペガサス36トレイル含めた3つのトレイルシリーズ全てで展開されている、この象徴的なカラーリングが日本で未展開なこと。対称色のコラボレーション、おしゃれなナイキらしいカラーリング。非常に残念でなりません……。

ということで、個人輸入しましたので、みなさんにご紹介(自慢!?)したいと思います。

ファッション性の中にも本質的な機能性あり

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さて、この3種類のトレイルシューズの中で、なぜワイルドホースを選んだのか?

テラカイガーは1と4の2足持っていて愛用していることと、ワイルドホースは日本で手に入らないということ。それがワイルドホース5に決めた理由です。構造的にも、10mmドロップのペガサス36トレイルの履き心地はイメージできますし、日本でも買えますからね。今回はパスしました。見た目と自分自身のバリエーションからという “ミーハー” な理由で選んだわけです(笑)

ナイキのトレイルシューズは、現在、ロードシューズほどの勢いはありませんが、4mmドロップの『テラカイガー』と、8mmドロップの『ワイルドホース』、10mmドロップの『ペガサス36トレイル』の3シリーズ展開。よりナチュラルで路面の凸凹まで感じるモデルから、それを感じさせないしっかり感のあるモデルまで、距離の長短など、トレイルランニングの楽しみ方に応じた商品展開になっています。テラカイガーは5代目まで発売されていますが、まだ初代を使っているほど、とても好きなシューズです。

そして、オサレ(笑)。ファッションに合います。この夏はヘビロテでした。でも、それだけではなくて何故か足を入れたくなる履きやすさがありました。ついつい履いてしまうんです。このワイルドホースは、ファッション性だけでなく、とても機能的なトレイルシューズなんです。

フィット感よし、踵と甲のつかみ感がとてもいい

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まずフィット感。なんとも履きたくなるシューズです。お世辞抜きに、このフィット感が常に履きたくなる理由の一つだと思います。踵と甲周りのつかみ感が理想的です。特筆すべきは、足回りの部分の反りがとても自然。足自体が、踵と甲あたりに “引っかかるような” 感覚で、それでしっかり指先の自由が確保されます。

特に、下りで足が前後にズレやすいシチュエーションでも秀逸。またこのシューズには、トレイルシューズに必要な堅牢感もしっかりあり、アッパーのつま先部分にはトゥーガードが貼ってあって、これはちょっとした枝、石などからガードしてくれますし、泥にハマったときもシューズ内に沁みてきませんでした。撥水してあるからでしょうね。

サイズ感は通常と同じか、気持ち小さめです。ただ、足幅のサイズは、最近のナイキシューズの中では少し広めですので、いつものサイズで問題ないでしょうね。わたしには、ペガサスより足幅が快適です。ちなみに、ペガサスと同じサイズをわたしは履いています。

グリップ感は本格的、リアルトレイルユースのシューズ

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そして、グリップ。「ロードランでも走れるかな」というライトな印象が山に入ると “豹変” します。非常によく掴む感じは、トレイルでの使用に全く問題なく、むしろ良いトレイルシューズのグリップです。ガンガン使えます。ただ、このカラーは汚れが気になります。ガンガン使う方は、4代目などと同様にブラックなど濃いめのカラーもありますので、そちらがオススメ。

8mmドロップの傾斜は、ロードでは適度にフォームを意識する必要があるフラットに近い感じですが、山に入るととても自然。トレイルランでは、坂道の傾斜に合わせて、体を傾けないと登れませんよね。急坂では身体を膝にあてるぐらいに体を傾けるでしょう? ですから、つま先方面の接地感はとても重要です。4mmドロップは、接地をコントロールしやすいモデルで短め、路面感覚を楽しむトレイルに。10mmドロップは踵まわりがしっかりしたモデルなので、比較的フラットなトレイルに適していると言えるでしょう。

「日本未発売のナイキ・トレイル用『ズームワイルドホース5』の履き心地は」の画像その中間の8mmドロップは接地感もあり、フラットに近く、踵まわりのしっかり感が両立。誰でも、ある程度いろんなサーフェスで使えるオールラウンドモデル。ワイルドホースは構造的、機能的にも、普段履きだけでなく、トレイルランでもヘビロテになりそうなモデルですね。

さて、わたしはこちらで買い物をしました。

英語があまりできなくても、購入できると思います。送料込みで約15,000円でしたが、今は値段が少し違うかもしれませんね。ちなみに、UPS Worldwide Saverという36ドルの安い方の送料で、すぐ届きました。欲張ってアパレルウェアやシューズを何足も買うと、関税がかかる場合がありますのでご注意を!

では、欲しい方は是非チャレンジあれ!

ナイキズームワイルドホース 5

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・価格:110ドル
・ドロップ:8mm
・アッパー:シームレスオーバーレイがフィット感と耐久性、ダイナミックフライワイヤーが+αのフィット感を演出
・ミッドソール:ファイロン+ズームエアーがライトウエイトでクッションのある印象を作り出す
・アウトソール:マルチディレクショナルラグがグリップを発揮し、ストーンズシールドがアウトソールとミッドソールの間に組み込まれていて、石などから守ってくれます

(写真 Eliana

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