紫外線対策にオススメの食材『トマト』は汗・暑さ・ストレスに効く

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日差しが強くなる季節、「外側からも内側からも、しっかりと紫外線対策をしたい! 」そんなランナーは多いはず。

Runtrip via Nagatacho で月替わりでランナー向けの“美味しい優しい『朝ごはん』”を提供している、国際中医薬膳師でフードコーディネーターの荒井直子さんが『ランの前後に摂るといいオススメ食材』を紹介する連載です。

紫外線の強くなる5月のテーマは、紫外線対策にオススメの食材。

紫外線対策

5月~夏にかけては紫外線が非常に強くなるので、外を走るランナーたちには、からだの内側からも紫外線対策をして欲しいと思います。

私のおすすめは『トマト』です。栄養面もさることながら、手に入りやすさ、そのままでも食べられる手軽さも魅力。私は、ミニトマトをよく食べます。洗ってボウルや保存容器に入れておいて、小腹が空いたらパクッと。ヘルシーなおやつ感覚ですね。

ご存知の方も多いでしょうが、トマトには『リコピン』という成分が含まれています。リコピンは、人参のβ-カロテンなどと同じカロテノイドという抗酸化物質のひとつで、その中でもリコピンは抗酸化力がとても強いといわれています。

紫外線A波は、肌内部で活性酸素を発生させて、肌にダメージを与えます。シミの原因になるメラニンの生成も活発化させてしまうのですが、リコピンにはそれらのダメージを軽減する効果があるといわれています。

A波が1年で一番強いという5月は、トマトを積極的に食べたいですね。

薬膳ではどういう食材?

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薬膳の世界では、トマトは『汗で失われた水分を補い、からだの熱を冷ましてくれる食べ物』として知られています。これからの季節、汗の量が増えるので、走ったあとにトマトを食べるのはおすすめです。

また、走ることと直接関係ありませんが、人事異動や新人さんの配属など、この時期は新しい人間関係で緊張したり、気を使ったりと、ストレスを感じやすい時期でもあると思います。そういったストレスから身を守るにも、トマトはおすすめの食材なんです。

汗にも暑さにもストレスにも『トマト』と覚えておいてください。

トマトは『朝に食べるのがよいか?』『夜に食べるのがよいか?』

昼間の紫外線対策のためには、朝に食べるのがおすすめです。

では、夜に食べるのがダメかというと、そんなことはありません。からだは、夜寝ている間に自分のからだを修復させるので、その修復のお手伝いという意味では、夜もおすすめです。

朝食を食べないという方は、ランチにトマトパスタを食べてもよいです。あまり考え過ぎず、気軽に食べてほしいですね。

トマトの効率的な食べ方は?

トマトのリコピンは、油と一緒に摂ったほうが吸収がよいといわれています。

生より加熱したほうが吸収がよく、にんにくや玉ねぎと一緒に油で炒めると吸収力が上がることが研究でわかっています。イタリアンでトマトをにんにく、玉ねぎを一緒に調理するのは、理にかなっているというわけですね。

トマトジュースで手軽に

手軽にトマトジュースを活用するのもおすすめです。

吸収力UPに、オリーブオイルやエゴマオイルを少し加えてあげるのもいいですね。私は、オリーブオイルとブラックペッパーを少しふりかけて飲むのが好きです。疲れている時は、ミネラル補給に、少量のにがりを入れて飲むこともあります。美肌には、ビタミンCたっぷりのレモンを絞って飲むのもおすすめです。

取り入れやすい方法で、手軽に取り入れてもらえたら嬉しいです。

 

紫外線の強くなるこの時期。
抗酸化作用のある『リコピン』を多く含む『トマト』を積極的に摂ることで、カラダの内側から紫外線対策をしてRuntrip を楽しみましょう!

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(写真 福田邦久/フードスタイリング 平岩紗千代)

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