ビギナーランナーの「3ヶ月の壁」を超えろ!! 今から始める人が目指せるマラソン大会一覧
Mar 30, 2017 / EVENT
Apr 26, 2019 Updated
「4月になったから、何か新しいことを始めたい。」「健康診断の結果が良くなかったので、運動をしなければ!」などなど、いろいろな理由で春からランニングを始める方も多いかと思います。しかし、ランニングには「3ヶ月の壁」というものがあります。
ランニング初心者の2人に1人が、3ヶ月以内にランニングを断念してしまう、それが「3ヶ月の壁」。特に、4月から走り始めたランナーの3ヶ月後は7月。どんどん暑くなって、じめじめしてくる季節です。ランニングを止めてしまいたくなる気持ちもわかります。
そこで、ランニングを継続する方法としてオススメなのが、3ヶ月後のマラソン大会にエントリーしてしまう、ということです。そうすれば、少なくとも3ヶ月は目標を持って頑張れますし、大会を経験することでさらにランニングの楽しみが広がるはずです!そのために今回は「春からランニングを始める人が目標にできるマラソン大会」をご紹介します。
マラソン大会にエントリーする前に
マラソン大会に参加するためには、もちろん練習・走り込みをしなくてはなりません。一般的には、ランニング初心者がハーフマラソン完走のために必要な練習期間は3ヶ月、フルマラソン完走に必要な期間は6ヶ月~1年と言われています。もちろん個人差はあるのですが。
そのため、3ヶ月後のレースとなると、身体を故障しないためにもハーフマラソンか、それよりも短い距離のレースが良いでしょう。いきなり42.195kmを走るより精神的にも楽ですよね。まずは21kmを走りきれる体力をつけるために、3ヶ月間は練習をしていきましょう。
ちなみに、人間の身体の細胞は新陳代謝によって約3ヶ月で入れ替わるようになっています。つまり、3ヶ月継続してランニングを続ければ、ランナーの身体に生まれ変わるわけです。継続は力なり、コツコツと積み重ねていくことが大切です。
3ヶ月後の目標にしたいマラソン大会
目標の初マラソンとして出る大会を決めていきたいところですが、まずそもそも、マラソンシーズンは11月~3月なので7月・8月にはなかなか大会がありません。暑い中で走るのは大変ですからね。それでも、避暑地などでは夏場でも走りたい人のための大会がありますので、そちらの中から「初マラソンとして楽しめる大会」をご紹介します。
7月2日開催・第10回嬬恋高原キャベツマラソン
群馬県の西部にある嬬恋村(つまごいむら)で行われるハーフマラソン。嬬恋村は夏でも涼しく、高原キャベツの産地として有名です。このマラソンは、その名の通りキャベツ尽くし。走るコースはキャベツ畑、走ったあとの食事もキャベツ、参加賞もキャベツ。キャベツに始まり、キャベツに終わるキャベツマラソンになっています。
しかし、この大会は名前とは裏腹に、厳しいレースとなっています。とにかくアップダウンが多く、長く続く坂に心が折れてしまう人もしばしば。更に高原のため、少し空気も薄くなっています。このハーフマラソンを完走するためには、しっかりとした走力が求められます。
大会としては人気が高く、毎年参加する人も少なくありません。大会運営もスムーズで、道中には和太鼓を演奏していたり、スタート地点では食事を振る舞ってくれたりと、マラソン大会の楽しさを存分に感じることができるでしょう。
【開催日】:2017年7月2日(日)雨天決行
【定員】:総エントリー数 3500件(先着順)
【種目】:ハーフ・10km・5.4km・2km
【会場】:東海大学嬬恋高原研修センター多目的グラウンド
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7月2日開催・第48回東和ロードレース大会
福島県二本松市で行われるこの東和ロードレース大会は、東北のボストンマラソンとも称される歴史と伝統のあるマラソン大会です。全国各地から毎年多くのランナーが参加していて、ファンの多い市民マラソン大会となっています。
コースの特徴は、美しいあじさいが見られる「紫陽花ロード」と、心臓破りの難コースと呼ばれる「地獄坂」。こちらのマラソン大会も、高低差220mにおよぶコースで、一筋縄ではいかないマラソン大会になっています。エントリーしたら気が引き締まりそうですね。
他にも、コースの途中でマラソンシャワーから冷たい水が降ってきたり、給水所ではバナナやスイカなどの果物も補給できたりと、サポートは万全となっています。3ヶ月の成果をはかる力試しの大会としていかがでしょうか?
【開催日】:2017年7月2日(日)雨天決行
【種目】:ハーフ・10km・5km・2km・5kmウォーク・10kmウォーク
【会場】:旧下太田小学校校庭
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8月27日開催・北海道マラソン2017
北海道マラソン2017 公式HPより出典
日本で唯一となる、夏場のフルマラソン大会です。「やっぱり最初にフルマラソンを走りたい!」という方は、この北海道マラソンに向けて夏場に走り込むのも良いかもしれませんね。ちょっとした夏休みにもなりそうです。
北海道の8月の平均気温は22℃前後で、比較的過ごしやすい天候となりますが、なぜか北海道マラソン当日は27℃を超えるというジンクスがあるそう。暑さ対策が重要になります。キャップやサングラスは準備して乗り込みたいところ。
北海道マラソンは制限時間がシビアで、完走率が例年70%~80%と、他のマラソン大会に比べて低くなっています。しっかりと夏場も走り込みをした上で参加したい大会です。北海道マラソンを完走できたら、大きな自信と達成感が得られることでしょう。
北海道マラソン2017 公式HPより出典
【開催日】:2017年8月27日(日)9:00スタート
【定員】:17,000人
【種目】:フルマラソン・ファンラン(11.5km)
【参加申込】:4月2日(日)18:00~:インターネット申込(先着) 4月3日(月)~4月17日(月)必着:郵送申込(応募多数の場合は抽選)
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いかがでしたでしょうか?他にもマラソン大会はありますが、大会の規模や運営力を考慮すると、こちらに挙げた3つのマラソン大会がおすすめです。
もちろん、マラソン大会がランニングの全てではありません。しかし、マラソン大会に出場することで、他のランナーと走る楽しさや、沿道で応援してもらえる喜びを感じられて、ランニングがますます楽しくなるはずです!
この春からランニングを始める皆さん、まずはマラソン大会にエントリーしてみませんか?