「Wings For Life World Run 2015」大会レポート
Jan 11, 2016 / EVENT
Apr 26, 2019 Updated
2015年のゴールデンウィーク、日本で初開催された「Wings For Life World Run 2015」に参加してきました。開催地は滋賀県高島市という、琵琶湖の北の奥びわ湖地区です。
今回の仮装はイクラ!
こちらは夜開催の大会です。そのため、受付を済ませたらヘッドライトと蛍光タスキ、そして光るリストバンドを装着。これで準備万端です。
会場で配布されていたレッドブルを飲んで、気分は爽快!他ランナーのテンションも最高潮です。
目次
テンションMAX、いよいよ大会スタート!!
大会の開始直前には大会アンバサダーなどさまざまな方がコメントし、いよいよ20時00分スタート!!まさに、気分な“アゲアゲ”での一斉スタートでし。
とはいえ、私がいるのは後方…いさぎよくジョギングで走りだします。
参加者は2,000人弱。5分ほど経つと、やっと真っすぐ走れるようになってきました。コースの周りは、田んぼだらけの田舎風景。しかし、なにしろ暗いので何も見えません。頼りになるのはヘッドライトと、参加者がワイワイ騒ぐ声だけです。
だんだん集団がまばらになってくると、ウシガエルの鳴き声が聞こえてきました…
すしマンの行方は…!?
なにしろ私は頭に1.5kg弱の重りをかぶっています。さらに、周囲が暗いにも関わらず視野が遮られていますので、走行性が安定しません。
「とはいえ、そんなの関係ない!」
だんだんとペースを上げ、途中でコースを間違えるも少しずつ順位を上げていきます。
地元住民からの給水や、走路員などのボランティア活動。そして、皆さんからの声援がとても身にしみる、とても良い大会だと感じました。
そんなこんなで、少しずつ楽しさが増し始めます。そして、なんと20kmを過ぎた頃には、2位集団の先頭を引っ張るのでした!
日中なら素晴らしい景観の名所「メタセコイア並木」
20kmあたりから、名所であるメタセコイア並木に差し掛かってきます。
しかし、なにしろ周囲は暗闇です。そのため、並木を見ている余裕はありません。足元が凸凹しているところがあるので、ずっと足元を確認しながら走りました。
単調なコースの間に訪れるアップダウン。走るにつれて、なかなかダメージが蓄積していきます。
別のダメージが…
「もしかして、脚にダメージがきているのか?」と思いきや、そうではありません。まして、イクラをかぶっているために、頭や首にダメージがあるのでもない。なんと、数時間前に飲んだマックシェイクとレッドブルが、胃の中で究極にチャンポンしていたのでした。
そのせいで、お腹を下してしまうことに…
それでも、なんとか2位集団を引っ張る私。しかし残念ながら、私の「Wings For Life World Run 2015」は自主都合により30kmで自主コースアウトとなりました。
「ランナーの皆さん頑張れー!」
気付けば私は、コースアウトした地点に住んでいる地元の方々と一緒に応援していました。
物珍しいものを見るようなまなざしで、家族が楽しそうにしている光景は、とても印象的でした。
ついに来た、キャッチャーカー!
ついにやって来た、キャッチャー!
しかし私はすでにコースアウトしています。そのため『記録なし』という結果に…とはいえ十分に大会の雰囲気を楽しめました。
大会終了後は、お笑い芸人の宇野けんたろうさんと写真を1枚。宇野さんも、この大会の持つ独特な雰囲気を楽しめたそうです。
2015年日本大会のチャンピオンは、男子が沖和彦さん(67km)、そして女子が渡邊裕子さん(56.33km)となりました。渡邊さんはフルマラソンで2時間25分台という自己ベストの実業団ランナーです。本大会では世界チャンピオンにも輝き、最後は大会参加者の皆さんとモニターでその勇姿を見届けました。
「大人の鬼ごっこ」ともいえるユニークな大会。きっと、来年以降もブームになることでしょう。
すしマンイチ押し!滋賀県高島市周辺のRuntripスポット
最後に、今回の会場となった滋賀県高島市周辺のRuntripスポットをご紹介しておきましょう。やはりおすすめなのは、なんといっても『メタセコイア並木』『海津大崎』です。ぜひ皆さんも、大会参加とともに高島市を訪れてみてください。
※2016年大会情報はこちらから