「燃え尽きランナー」になる前に……バスクリン社員が教える「疲労を蓄積しない」入浴術とは

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皆さん、楽しくランニングを続けていますか?だんだんと気温が下がってきて、レースシーズンにも差し掛かり、トレーニングのモチベーションが上がっているランナーのかたも多いのではないでしょうか。しかし、このランニングですが、実は燃え尽きてしまうランナーが意外と多いことがわかっています。今回は、ランニングを断念してしまう「燃え尽きランナー」とその対処法について書いていきます。

早々に燃え尽きてしまったランナーは「68.0%」

大手スポーツメーカーのデサントが行った調査によると、継続して1年以上走ることができるランナーは実に「23.6%」しかいません。また、「6カ月以内に走るのをやめてしまった」という早々に燃え尽きてしまったランナーに関しては、なんと「68.0%」にもなるのです。これは驚き・・・。なぜ、このように多くの方が離脱してしまうのでしょうか。

「燃え尽きランナー」の原因とは?

せっかくランニングを始めてみたのに断念してしまう理由。そのひとつに「疲労」があります。長く続けることができるランナーは適度に休養を入れ、3日に1回、4日に1回と走りますが、燃え尽きたランナーは毎日のように走ってしまうようです。真面目に取り組むが故に疲労が蓄積してしまい、体を痛めてしまって燃え尽きてしまうのでしょう。ランニングを継続させるためには、休養をうまく取り入れることがポイントとなりそうですよね。

また、しっかりその日のうちに疲労回復しておくことも大切。そんな疲労回復のコツを、バスクリン社員で「お風呂博士」としても活躍する石川泰弘さんから学びたいと思います。

ランナーにとって乳酸は「疲労物質」ではなかった

ランナーでもある石川さんは、走ったその日に疲れをとるように入浴法を工夫しているそう。

「走った日の夜、私は湯温39度(冬は40度)の風呂に20分以上つかるようにしています。最初は全身浴をし、上半身が温まったら、半身浴に切り替えます」

と自著『お風呂の達人』で語る石川さん。なぜ、このような入浴法をとるのでしょうか?キーワードは「乳酸」です。

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皆さんは乳酸に関してどのようなイメージをお持ちでしょうか?長く、「乳酸=疲労物質」といった捉え方をされてきましたが、最近は、「乳酸=エネルギー源」ということがわかってきました。乳酸は肝臓に運ばれてエネルギー源のグルコースに変わるのです。つまり、乳酸が疲労回復のための原料ともなっているのです。より多くの血液を肝臓に送ることで、この乳酸が有効的な動きをします。

疲労回復に効果的な入浴方法とは?

それでは、どうすればこの乳酸を上手く活用して、疲労回復に繋がるのでしょうか?同じく石川さんは、著書でこのように語っています。

「血液が心臓から出て、身体をめぐって再び心臓へ戻ってくるまでには、約1分弱かかるといわれています。3分間の入浴では、心臓から出た血液は3回程度しか身体を回りません。ですが、20分だと20回以上、循環することになります。当然、それだけ多くの血液が肝臓に送り込まれることになり、乳酸をエネルギー源へと変えてくれるのです」(同書より)

血液を肝臓に送る、それが疲労回復に役に立つのです。そのために先ほどの石川さんの入浴法が効果的なんですね。つまり、ランニングの後でもしっかりお風呂につかることで、疲労をため込みにくくなります。そしてがんばって走った後に、ゆっくり湯船につかることで身体も気分をスッキリすることができるのです。

また、「きき湯 マグネシウム炭酸湯」に代表されるような炭酸ガスと硫酸マグネシウムを含んだ入浴剤は、さら湯につかっている時よりも血液の循環がよくなるそうです。多くの血液が肝臓に運ばれることで乳酸がエネルギー源にかわるので、これを使わない手はないですね。

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まとめ

走った日の夜は湯温39度(冬は40度)のお風呂に、炭酸ガスと硫酸マグネシウムを含んだ入浴剤をいれて20分以上つかってみましょう。

最初は全身浴で、上半身が温まったら半身浴に。たったこれだけで、「ランニングでの疲労」をとることができるのです。ランニングに燃え尽きる前に、ぜひ、効果的なお風呂術を試してみてください!

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