2016年7月7日 開催情報

市民ランナーのレベルが上がっている? 福岡国際マラソンのBグループ参加資格が5分短縮へ

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福岡国際マラソンのBグループ参加資格が5分短縮へ

12月4日に行われる福岡国際マラソンの大会要項が、7月1日に発表されました。

毎年名勝負が繰り広げられるこの大会ですが、今回の大会要項に記載された〝ある部分〟が、市民ランナーたちの間で話題になっています。

それは、「Bグループ」の参加資格について書かれた
1)マラソン 2時間35分以内 

の一文。昨年の2時間40分から、5分も短縮されていたのです!

たかが5分、されど5分。このたった〝5分〟の短縮に、福岡出場を目指す市民ランナーはショックを隠し切れないようです。

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福岡国際マラソンといえば、世界大会の選考レースとして日本のトップランナーたちが集まるビッグイベント。かつては瀬古利彦、宗茂・猛兄弟、中山竹通ら日本を代表する名ランナーたちも駆け抜け、最近では今年のリオ五輪に出場する佐々木悟選手(旭化成)も、この福岡で代表を勝ち取っています。

そんな憧れのトップランナーたちと同じ舞台で走るため、市民ランナーは「Bグループ」の参加資格タイムを目指します。

福岡国際マラソンは、エリートランナーが集う「Aグループ」と、それ以外の「Bグループ」に分けられます。大会への参加を目指すだけならBグループの参加資格タイムを切ればいいのですが、これもなかなかのハイレベル。

昨年までの参加資格「2時間40分」でも、キロ換算すると「3分45〜50秒」というハイペース。一般人では、1km付いていくのも精一杯な速さです。

これが今年、さらに5分も短縮されることになりました。一体なぜこのようなことが起きたのでしょうか。どうやら、市民ランナーのレベルが年々上がってきていることと関係があるようです。

この10年で「2時間40分切り」は2倍に!

まずは、以下の表をご覧ください。

優勝タイム 100位の記録 2時間30分以内 2時間40分以内 完走者数 参加資格
2006 2時間6分52秒 2時間34分23秒 65人 193人 303人 2時間45分
2007 2時間6分39秒 2時間35分06秒 63人 184人 312人 2時間45分
2008 2時間6分10秒 2時間32分05秒 86人 249人 439人 2時間45分
2009 2時間5分18秒 2時間32分07秒 72人 261人 488人 2時間45分
2010 2時間8分24秒 2時間34分29秒 61人 194人 331人 2時間42分
2011 2時間7分36秒 2時間31分48秒 78人 275人 436人 2時間42分
2012 2時間6分58秒 2時間29分23秒 104人 346人 527人 2時間42分
2013 2時間7分16秒 2時間30分29秒 95人 328人 477人 2時間40分
2014 2時間8分22秒 2時間28分47秒 129人 432人 575人 2時間40分
2015 2時間8分18秒 2時間29分21秒 115人 431人 576人 2時間40分
2016 2時間35分

これは福岡国際マラソンの2006年から2015年までの10年間のデータです。(大会公式ページより)

これを見ればわかる通り、「100位の記録」、「2時間30分以内」、「2時間40分以内」、「完走者数」は、この10年で劇的に伸びていることが分かります。

興味深いのが、優勝タイムはむしろ下降していること。もちろん大会当日の天候やレース展開によって記録は左右されるものですが、毎年海外から世界トップクラスの選手を招聘しているにもかかわらず、2010年以降は2時間7分をひとりしか切れていません。

しかしその一方で、大会参加者のレベルは着実に上がってきています。直近2大会は「2時間30分切り」が100人を超え、2時間30分~40分の間に300人以上のランナーがひしめき合う大盛況。「2時間40分切り」に関してはこの10年で2倍以上に増え、今年から参加資格が「2時間35分」になるのもうなずける結果に。

ちなみに前回大会では、短縮された〝5分〟の間に192人ものランナーが含まれており、大勢の市民ランナーが福岡国際への参加資格を失ったようです。SNS上でも、「この5分はキツイ……」、「(2時間)35分は切れる気がしない」、「福岡がますます遠くなった」などの悲痛な声が続出しています。

なお、大会申し込みは9月1日(木)から9月26日(月)まで。参加資格は「フルマラソン2時間35分以内」のほか、「30km1時間45分以内」、「ハーフマラソン1時間10分以内」のいずれかを切った選手。

※2014年12月1日以降、申込期日までに国内外の公認競技会において、日本陸上競技連盟登録者として上記の公認記録を出し、大会当日満19歳以上の男性競技者に限る

参加資格はより厳しいものとなりましたが、これは日本のマラソンランナーのレベルが底上げされている証でもあります。4年後の東京五輪の年には参加資格がさらに短縮され、「2時間30分以内」になっていてもおかしくないでしょう。

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松永貴允が執筆した記事

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