2016年6月30日 ITEMS

“走る“フリーライター・三河の本棚:vol.6『マラソンマン』

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「活字を読むのは苦手」なんていう方は多いでしょう。小難しい啓発書やノウハウ本では、ためになるのは分かっていても、なかなか読み進められないかもしれません。そんな方は、ぜひ今回ご紹介する漫画『マラソンマン』を読んでみてください。

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1993〜1997年に週刊少年マガジンで連載された、井上正治氏による作品。私自身、読んだのはすでに連載が終わってからでした。漫画は全19巻で完結しており、マラソンランナーはもちろん、陸上競技に取り組む学生にもオススメできる1冊です。

親子愛・友情に溢れた感動のストーリー展開

ストーリーは、ある父子家庭の日常から。現役を退いた元マラソンランナー・高木勝馬が、息子の一馬とともに二人三脚で再起を目指します。そこに描かれている美しい親子の愛情。そして、ひたむきにトレーニングに取り組む姿には、心打たれるものがあるでしょう。

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北海道マラソンをはじめ国内の現存レースも登場するため、皆さんが走ったことのある大会も出てくるかもしれません。厳しいトレーニングの末、果たして勝馬はマラソンランナーとしての復活を果たすことができるのか!?序盤から目が離せない展開です。

やがて時が流れると、今度は成長した一馬が大学駅伝に挑戦することとなります。もちろん、目指すはその最高峰である箱根駅伝です。才能はある…しかし、実は走ることと無縁に過ごしてきた一馬。有力ランナーの揃う強豪校で、一馬はまず“メンバー入り”という壁に阻まれることに。箱根駅伝を走る、そのための紆余曲折の中では、先輩・仲間との信頼、そして努力が欠かせません。

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しかし本著は『マラソンマン』。ストーリーの多くは父・勝馬の再起、そして一馬の箱根駅伝への挑戦が占めますが、やがて話題は再び“マラソン”へと移るのでした。

「箱根駅伝で活躍した一馬が、マラソン選手として父を超える成長を遂げ活躍!」

なんてサクセス・ストーリーが浮かびそうですが、そう簡単にいくのか。その全貌は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

トレーニング内容はランナーにとって参考になる

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本著では、水中歩行やLSD、クロスカントリーなど、さまざまなトレーニングが登場します。その1つ1つについて目的や効果など詳しく触れられており、ランナーにとっては「なるほど」と参考になる部分があるはず。どうしても市民ランナーは、

「とにかく毎日走ろう」

なんてトレーニングになりがちでしょう。怪我を防ぎ、パフォーマンスを高め、速く・長く走れるようになるために。この漫画が、トレーニング計画の重要性を学ぶキッカケになるかもしれません。「漫画なんて」と思わず、ランニングへの気持ちを高めるうえでも、ぜひ手に取ってみてください。

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三河賢文が執筆した記事

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