桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

桃太郎と言えば、ほとんどの方がその昔話を耳にしたことがあるはずです。

桃から生まれた桃太郎は、やがて鬼退治へ。
その鬼たちが住んでいたとされる「鬼ヶ島」こそ、香川県高松市にある『女木島(めぎじま)』です。

女木島までは、高松港からフェリーで約20分という近さ。
伝説の鬼ヶ島には、いったいどんなランニングコースあるのか!?

実際に走って探索してきました。

どこまでも続く桜の絨毯

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

港に到着すると、目の前にあるのが『おにの館』。
今回はここを起点として島を走ります。
コインロッカーや更衣室がないので、事前に高松港で着替えておきました。

まず目指すのは女木島灯台。
『おにの館』からは約1.5kmの場所に位置しています。

しばらく舗装されたロードを走っていると、ここで嬉しい出来事が!

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

女木島を訪れたのは4月初旬のこと。
ちょうど桜が散り始め、地面には「桜のじゅうたん」ができていました!

どこまで走っても、足元にはたくさんの桜の花びらが。
これだけで走るのが楽しくなってきます。

もう少し早いタイミングなら、満開の桜の中を走ることができたのでしょうか。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

そして女木島灯台へ到着。
あまり目立つ灯台ではありませんが、入口に看板が立てられていました。

ここまでアップダウンは少なく、誰でも気軽に行くことができそうです。

3つの山々を繋ぐプチトレイルコース

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

女木島には、『タカト』『日蓮山』『鷲ヶ峰(わしがみね)』という3つの山があります。

島内は舗装された道路のみで回れますが、せっかくなので山も登ってみたいところ。
すると男木島灯台を過ぎてすぐの場所に、『タカト』への登山口を発見しました。

この道を進めば、3つの山々を繋いでコースを走ることができます。

タカトへの登頂

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

タカトの標高は約216m。
決して高くはありませんが、距離が短いのでなかなかの急坂です。

雨のあとなどは滑りそう。
ところどころロープや階段が設けられているので、山頂を目指し登る方は多いのでしょう。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

山頂から見えるのは高松市!
なかなか素晴らしい展望ではないでしょうか。

一気に駆け上るので、良いトレーニングにもなりました。

タカトから日蓮山へ

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

タカト山頂から日蓮山へは、視界の開けた心地良い山道で繋がっています。

日蓮山は標高約153mですが、実際にはほとんど登りません。
下り続けていくと、やがて舗装路と合流します。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

山道はここまで。
つまりタカト山以外は、舗装路のみでも行くことが可能です。

舗装路に合流したら、鷲ヶ峰まではそのまま下って進みます。

しかし、せっかくなので、坂を登って『日蓮大聖人大露座像』を見に行ってみました。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

宗教的なことは分かりませんが、山頂に建つその姿は存在感があります。
タカトから日蓮山へ向かう道中でも見えるほど大きいので、気になる方は寄り道してみてください。

日蓮山を下りて鷲ヶ峰へ

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

鷲ヶ峰の標高は約187m。
日蓮山から舗装路を下って行くと、『洞窟』と書かれた看板が現れます。

この看板に従って進んだ先が鷲ヶ峰です。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

鷲ヶ峰を登るルートは『階段』と『舗装路』の2つ。
登った後は港まで下るので、今回は階段で登って舗装路で下ることにしました。

石造りで段差も程よく、つい駆け上がりたくなる階段です。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

階段を登り続けると、やがて『鬼ヶ島大洞窟』があります。

こちらは後でご紹介しますが、まずは山頂に位置する展望台までそのまま進みましょう。
階段を登り切った後は、螺旋状に坂道が続きます。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

そして到着するのが、こちらの展望台!
島全体、そして海の向こうにある別の島までをパノラマで眺めることができます。

展望台は広いスペースが設けられているので、小休憩にもオススメの場所。
景色を楽しみながら、お弁当を食べるなんていうのも良さそうです。

「桃太郎の『鬼』が住んでいた島「女木島(めぎじま)」には何がある? “モアイ像”を見ながら走ってみた」の画像

あとは鷲ヶ峰を下り、港方面へと舗装路を走るのみ。
下り坂が続くので、とても気持ちよく走り終えられました。

全長約6.5km、ロードもトレイルも楽しめる贅沢コースです。

「まだまだ走り足りない!」

という方は、鷲ヶ峰から北側を回るコースもあります。
恐らく約4kmはプラスできるでしょうか。

現状、北側には特に何もないので、今回はそのまま港へ戻りました。

女木島で訪れたい観光スポット

女木島には、ランニング中に訪れることのできる観光スポットが点在しています。
ここで3つのスポットをご紹介しますので、時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

1.鬼ヶ島大洞窟

桃太郎伝説において、鬼たちが棲んでいたとされる洞窟。
鷲ヶ峰の展望台へ向かう途中にあります。

港からバスも運行しているので、ランニングとは別枠で観に行くのも良いでしょう。

2.モアイ像

『おにの館』の脇にあるモアイ像。
イースター島のモアイ像を再建する際、吊り上げテストで使用されたものとのこと。

広い海を背にして、どっしりと佇んでいます。

3.おにの灯台

港から島とは反対側に伸びる道を進むと、おにの灯台があります。
鬼の抱えた金棒が灯台になっており、台座にも小さな鬼たちが座っていました。

今回走ったコースは『Runtrip』にも投稿しています。
桃太郎伝説に登場する鬼ヶ島を、ぜひラントリップしてみてください!

コースの詳細はこちらから

こちらのランニングコースもおすすめです

三河賢文が書いた新着記事
RUNTRIP STORE MORE
RANKING
「RUNTRIP」の新着記事

CATEGORY