2017年2月28日 ITEMS

“走る“フリーライター・三河の本棚:vol.14『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』

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ランナーの祭典とも言うべき東京マラソンが終わりました。今年からコースが一新され、「走りやすくなった」という声が聞こえます。私の周りでも、自己ベストを更新できたという方が少なくありません。しかし、まだまだ毎週のように全国各地でレースが開催。目標達成に向け、日々トレーニングに取り組まれている方は多いでしょう。

速くなるためには、ただ毎日のように走っていれば良いといものではありません。必要なのは、“速くなるためのトレーニング”に取り組むこと。体系立てて考え、できるだけ効果的に実力UPを狙えるようトレーニングを組んでいきたいものです。実際にトップアスリートや陸上部学生など、その多くは疲労回復を含めた計画を立て、それに添ってトレーニングを行っています。

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とはいえ市民ランナーの多くは陸上競技など未経験。「トレーニング…どうやって組めば良いの?」と分からないことばかりかもしれません。そんな方に向けて、今回は効果的トレーニングの実践にオススメの実用書『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』をご紹介します。

分かりやすい細かな解説

本著は15の章に分かれており、トレーニング方法についてカテゴリ毎の解説が行われています。例えば『インターバルトレーニング』は有名ですが、その効果や実践方法、VO2max(=最大酸素摂取量)との関係などについて、詳細に理解できている方は少ないでしょう。最初はやや小難しく感じるかもしれませんが、ゼロベースからでも知識が吸収できるよう、分かりやすさに配慮して書かれていることが感じられます。

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いつも何気なく行っているトレーニングが、実はちょっとした誤りで効果が薄くなっているかもしれない。そんな気付きを、本著を通じて得られるでしょう。

その他、シーズン別トレーニングや室内練習の代表ともいえるトレッドミルトレーニングをはじめ、多岐にわたるノウハウが体系立てて解説されています。冒頭から1ページずつ読むのも良いですが、「体力を向上させたい」「ハーフマラソンに照準を絞ってトレーニングしたい」など、目的に応じ必要な部分をピックアップして読むのもオススメです。

すぐに実践で導入できるトレーニング計画例

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知識が得られても、すぐに効果的なトレーニング計画を立案できるとは限りません。一流選手も最初はコーチから指導を受けるのと同様、やはり実践にはハードルがあるでしょう。断片的な理解だけでトレーニング計画を立てたところで、思ったような結果は得られないものです。

本著では、実際に取り組むべきトレーニングについて、その例が豊富に掲載されています。まずはこれに従ってトレーニングに取り組みながら、自分の走力や目的などに応じてカスタマイズを加えるのも1つの方法です。

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さらにペース表なども加えられており、まさに至れり尽くせり。幅広い走力のランナーをカバーしており、個々人が適正負荷でトレーニングに取り組み、着実なレベルアップを目指せるよう構成されています。本著はアップデートを重ねた第3版となりますが、その人気にも納得でしょう。

著者のジャック・ダニエルズは、世界的に有名なランニングコーチ。数多くの選手を育て、世界の舞台へと排出してきました。そのノウハウが凝縮された『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』は、特に記録向上を目指すシリアスランナーにとって、手放せないバイブルとなるかもしれません。気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。


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2016/3/22 ジャック・ダニエルズ (著), 前河洋一 (監修), 篠原美穂 (翻訳)
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三河賢文が執筆した記事

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